昨日、東京都知事が某新聞に「~略、福島の原発事故以来かまびすしい原発廃止論の論拠なるものの多くの部分が放射線
への恐怖というセンチメントに発していることの危うさ~略」を長々とした、どうでもいい前置きを述べた後、『原発擁護と稼働・推
進』への意欲を述べていた。相変わらず、原発が大好きのようである。この方が原発をよく知っているかと云うとそうでもないらし
い。勿論、放射性物質による健康被害やその燃料の大本であるウラン採掘による公害なんか、知る由もないだろう。
この同じ日、毎日新聞によると、「福島第1原発から約20km離れた福島県川内村に生息するミミズから、2万Bq/kgの放射性
セシウムが検出されたことが、森林総合研究所(茨城県)の長谷川元洋主任研究員(土壌動物学)らの調査で分かった。」そう
である。土壌の有機物を食し、地面の浅い所で生活する生物は、放射性物質の影響を受けやすい。人間の傲慢さと半端な科
学信仰がもたらした罪である。あらゆる生物に影響を与えている現実を直視できないひ弱な感情論を直ぐ持ち出す『原発ヨイヨ
イ族』に、これ以上起きている間に大きな寝言を言って貰いたくない。
原発の燃料となる「ウラン」が、どれ程危険な物か判る映画をご紹介します。
☆オーストラリアのアカデミー賞ノミネート監督、デビッド・ブラッドベリが先住民族の土地におけるオリンピック・ダム・ウラン鉱山
開発を止めるために作成したショートフィルム。(東京電力が購入しているウランの一部もこの鉱山から採掘されたものです)
アボリジニーの人の言葉「私が本当に心を痛めるのは、子供たちがその置かれた状態を受け入れなければならず、それが、
孫の代まで続いていく事です。」
「檻に閉じ込められているような、政治にがんじがらめにされています。」
「私たちロクスビーの先住の所有者は、オーストラリアでも世界でも私たちの土地から掘り出された物が原因で、誰にも死んで
ほしくない。」
「私たちの土地で、これ以上ウラン採掘をしてはならない。」
*Out of Site, Out of Mine ↓ (音がやや大きいので、調整してください)