小三の時の先生がギターを弾いてくれて、帰りの会で毎日歌いました。
金八先生ブームの少し前。ギターを弾く先生は珍しかったのです。
先生はすぐ人気者になりました。
クラスの友達が遊びに行きたいと言ったら、週末だか夏休みだか、ご自宅に招いて下さったので、誘われてついて行ったのだっけ。
横浜で乗り換えて○つ目の駅まで先生がお迎えに来てくださって、
「あの電柱のとこまで」と坂道を歩き、
玄関でお母様が
「いらっしゃい。まぁまぁたくさん、可愛らしい。娘がいつもお世話になってます」って感じの丁寧なご挨拶と笑顔でお迎え下さり、
「こちらこそ、いつもお世話になってます!大勢でお邪魔します!」
って学級委員長の子の挨拶に慌てて一緒に頭を下げて、
グランドピアノとソファのあるお部屋でお母様がジュースとお菓子を出して下さった。
新卒で明るくて、
「笑うとハグキがでちゃう!」
とよく笑っていた先生。
親にねだって買ってもらったり、兄弟のを持ち込んだ友人達が、放課後の教室で先生に教わりながらギターをボロボロ弾いていて、ひつじもちょっぴりやってみたかったけど、ただただ一緒にそこにいたのだっけ。
いつか弾きたいなぁと憧れたアコースティックギター。
バンドを組むとか、
ライブやるとか、
CD作っちゃうとか、
想像もしていなかった頃。
ま、CDはまだなかったし。。ねー。
夕陽をみたら、しばらく忘れていた昔むかしを思い出しました。