義父は、なかなか頑固です。
「薬は枕元にも置いて」と何度もお願いしましたが、毎回にこやかにスルー。
ひつじ家当主も同じ事を何度も言ったそうですが、やはりスルー。
昨日は
「何かおかしいと思ったらすぐ飲んでください」
と看護師にもひつじにも言われ、
「今度具合が悪いと思ったら救急車を呼んでください」と看護師に言われ、ようやく命の危険を理解したようでした。
会話がしっかり出来ているようでも、その先の「もしも」の予測が出来ていませんでした。
心臓病なのに命の危険をさほど感じていなかったのは、今まで幸い何もなく過ごせてきた経験と自信に加え、認知機能の低下もあるかもと思いました。
「つけっぱなしの電気を消せなかったみたいに、テーブルに薬あると思っても動けなかったら困るでしょう?」とひつじ。
「私もおばあちゃんの薬とお食事介助覚えたい」と心配顔の娘が、
「おじいちゃん、すぐにでも病院行った方がいいと思う」と続けるとようやく薬を枕元に置きました。
我が娘、ナイスフォロー!
息子や嫁の言うことは聞けなくても、孫娘の言うことは聞けたのね。
頑固の理由は意外に浅くて
理解できない
だけかもしれません。