朝日新聞への投稿短歌・俳句で「原発」、「原爆」に関連して詠まれたものを抜き書きした。
自らを「死神」と言いしオッペンハイマーはヒロシマ、ナガサキを訪(おとな)わざりき
(秩父市)畠山時子 (3/24 高野公彦選)
原爆の父なるオッペンハイマーにゴジラが吼(ほ)えた三月十日
(新庄市)大山慎一 (4/14 馬場あき子選)
夜(よ)の森(もり)のさくら映れば切なかり廃炉は遠く桜は老ゆ
(下野市)若島安子 (4/27 馬場あき子選)
窓口でめだたぬように保険証の下に忍ばす被爆者手帳
(春日市)月川勝代 (5/12 佐々木幸綱選)
原発のひとつやふたつ減らせぬかわたしがジムで漕ぐ自転車で
(東京都)富見井高志 (5/19 永田和宏選)
福島はつひに戻らず冬木の芽
(福島県伊達市)佐藤茂 (3/10 長谷川櫂選)
福島に牛飼ひのゐし春惜しむ
(福島県伊達市)佐藤茂 (4/7 長谷川櫂選)
鳥帰る原発眠る地をあとに
(福島県伊達市)丘野沙羅子 (4/14 大串章選)
原発に沸きし福島春惜しむ
(福島県伊達市)佐藤茂 (4/21 長谷川櫂選)
被災者の離れ離れの春惜しむ
(福島県伊達市)佐藤茂 (5/12 大串章選)
(写真と記事は関係ありません)
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