千葉の松戸から柏へと続く革物語

【Handmade Leatherwork Akashi】

革のお話④とくだらない話

2015-03-14 21:03:10 | 革のお話
革の話④


鞣し方や使う部位の特徴に続き
今回は牛革の年齢によって呼び方や
表情が変わるってお話です。





牛革は年齢や牡牝によって分類されています。
説明は以下の通りです。


◆ ベビーカーフ

胎児 - 生後3ヶ月までの仔牛の革です。
最高級のキメ細かさといえる「カーフスキン」よりも、
さらに銀面(革表面)のキメの細かさが際立つ最高級素材です。
供給率が低い為、かなりの希少価値があります。
(ちなみに私は使った事がありません




◆ カーフ(Carf)

生後6ヶ月以内の仔牛を加工した革です。
繊維が細かく滑らかです。
上質なので価格も高めです。、
牛革の中で最も上質な革とされています。

一般的に革小物のほか、ハンドバッグ、財布
靴などに使われています。
また、高級ブランド等にも使用されています。
(私が使用している革もカーフが多いです。)




◆ キップ(Kip)

生後6ヶ月~1年以内の中牛を加工した革です。。
カーフスキンと比べると、少しキメは粗くなりますが
革の厚みが増えて頑丈になります。






◆ カウ(Cow)

出産経験のある生後2年経過した雌の牛を加工した革です。
キメが細かい革質で、ステアハイドよりも薄くて柔らかいのが特徴です。
また、出産を経験した雌牛の為
腹部の革が伸びやすく繊維密度がやや粗くなっています。





◆ ステア(Steer)

生後2年以上経った去勢済みオス牛の成牛から加工してできた革です
繊維は粗くなりますが、耐久性に優れている為、最も多く使われています。

ステアハイドは肉牛として育成され、食用した際の副産物です。
需要と供給が釣り合った、最も一般的な牛革です。





◆ ブル(Bull)
生後3年以上の牡の成牛の革です。
キメは最も粗くなりますが、大面積で厚く丈夫です。
しなやかさより耐久性を求められる製品にしようされています。
長く動いているので傷やしわが多いのが特徴です。





大体、こんな感じです。
この説明以外にも牛革を広げてみて
大きさを想像すれば なんとなくですが
種類が分かる物もあると思います。

製作する時に以上の事を踏まえて
最も適した革を使用するのが好ましいですね。



革。。。。。
深すぎます。。
これだけでは ないですよ~~~
まだまだ、次回へ進む







頭が痛くなるお話の後は

面白いなぁ~って思い
なんとなくなく集めて~~
只今、猛烈収集中


全30種 コンプ目指します
まだ、14種類なのに すでにかぶり始めてます、、、、
中身は【のどあめ】らしいのですが
それっぽくありません
まぁまぁ、おいしいので良かったですが

ちなにですが、【アンディ・ウォーホル展:永遠の15分】
というのが六本木にある【森美術館】で開催されています。
5月6日まで行われているので 興味のある方は
行ってみてはいかが






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TEL    0471-43-9998
定休日  水曜日
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