「都市機能は、完全に麻痺していた」と書いたが、事態はそれだけにとどまってはいなかった。
マグニチュード9の本震は、東日本全域を一瞬で停電させ、さらに鉄道、高速道路を寸断した。
その後発生した津波は太平洋沿岸部の都市・魚港を破壊し、膨大な犠牲者を波にさらっていった。
塩竈、仙台の商業港も使えなくなり、石油コンビナートは爆破炎上した。
下水処理場は全壊。ガス局の配管も波にひしゃがれ、いずれも復旧の見通しは立っていない。
交通、流通、ライフラインのすべてが絶たれた。
この結果、岩手・宮城の人々はみな「閉じ込められた」格好となり、福島の人々は一部「移民」とならなければならなくなった。
「移民」の理由は南相馬の原発事故だ。
津波の被害が電気系統を破壊し、その後の直下型地震が原発の窯をひどく不安定で危険きわまりないものにしてしまった。
放射能モレが原因とされる環境被害が今後どれだけ広まってしまうのか、不安で仕方がない。
まさにメガクエイク。
一番起こってほしくない事が、一挙に、しかも想定をはるかに超える規模で襲いかかってきたのだ。
マグニチュード9の本震は、東日本全域を一瞬で停電させ、さらに鉄道、高速道路を寸断した。
その後発生した津波は太平洋沿岸部の都市・魚港を破壊し、膨大な犠牲者を波にさらっていった。
塩竈、仙台の商業港も使えなくなり、石油コンビナートは爆破炎上した。
下水処理場は全壊。ガス局の配管も波にひしゃがれ、いずれも復旧の見通しは立っていない。
交通、流通、ライフラインのすべてが絶たれた。
この結果、岩手・宮城の人々はみな「閉じ込められた」格好となり、福島の人々は一部「移民」とならなければならなくなった。
「移民」の理由は南相馬の原発事故だ。
津波の被害が電気系統を破壊し、その後の直下型地震が原発の窯をひどく不安定で危険きわまりないものにしてしまった。
放射能モレが原因とされる環境被害が今後どれだけ広まってしまうのか、不安で仕方がない。
まさにメガクエイク。
一番起こってほしくない事が、一挙に、しかも想定をはるかに超える規模で襲いかかってきたのだ。