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遠見ケ鼻(若松北海岸)


 先日、夏のなごりの海岸散策と洒落込んで、
響灘に面した若松北海岸の、遠見ケ鼻【とおみがはな】の灯台へと、海岸の化石観察に行ってきました。



【妙見埼灯台】
古くは江戸時代に幕府が福岡藩に密貿易や外敵に備えるための
遠見番所を設けさせたことにその名を由来するそうです。
  高さ:地上~頂部:10.5m 水面~灯火:25.7m
  光度:8500カンデラ
  灯質:鮮明暗白色
この灯台は、玄界灘から響灘を通って関門海峡へ航行する船舶に
とって重要な目標なので、特に分かりやすい灯質が使われています。 (説明看板より抜粋)



【御嵜(みさき)神社】
「岩屋の夕日と縁結びの神様の話」
御嵜神社は、かつて現在の灯台の場所にあって海に向かって
建っていました。 それが現在の位置に移設されたのには、
次のような言い伝えがあります。

御嵜神社に住んでいた神様夫婦のうち男の神様が、
日本一美しい遠見ケ鼻の夕日に心を奪われてしまいました。
それに嫉妬した女の神様のやつ当たりで、
沖では遭難事故が続いたそうです。

そこで村人たちは、夕日が見えないように、
社を現在の位置に移し、陸に向けて建立しました。
このことによって、神様夫婦は元どおり仲良くなり、
縁結び・夫婦円満の願いを叶えてくれるようになった
といわれています。 (現地の案内文より)


 私は見たことはないが確かに、
ここの海岸(若松北海岸)からの夕日は、日本一美しいらしい。
(まぁ、日本一は数箇所あるようですが。)
近くには「夕日の見える丘」「夕日の見えるレストラン」
「夕日の見えるトイレ」とネーミングされた所もありますから。


(白島の石油備蓄基地が見えました。)


ここの海岸は、砂浜と海蝕台が交互に繰り返して出来ています。
「新生代第三紀漸新世」という約3000万年前の海の時代の地層
だそうで、当時の海に住んでいた貝類・魚類・哺乳類などの
化石が採取され学術的に貴重な化石も数多く報告されています。




この日は、「北九州いのちのたび博物館」の主催で小学生の
化石採取が行われていました。(夏休みの自由研究かな?)
用意されたハンマーで一生懸命、採取していました。
私もやって見ましたが、全然取れませんでした。






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