退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#309: 親父の夢

2014-07-09 22:17:59 | アメリカ便り
まだパリの疲れが残っています。
やはり60歳です。

朝方、7年前になくなった親父の夢を見ました。
何年かぶりです
夢の中の親父はいつものはにかんだ様な判断のつかない顔をして一人、病院のベッドの上に座っていました。
それを見た私は親父が哀れになり、やさしくしてあげなけりゃだめだな~と感じ、車椅子に親父を乗せて食堂に連れて行ったのでした。
そこで何を食べさせたかははっきりしませんが、親父はうれしそうにどんぶりものを食べていました。
なぜこんな夢を見たんでしょうか。

私は小さい時から親父が嫌いでした。
いい加減で、酒ばかり飲んで家族に迷惑ばかりをかけていた親父でした。
65歳ぐらいで、ドクターストップがかかり、ようやく飲酒をやめました。
そんな親父だったので、家族からはもとより、親戚からも相手にされていませんでした。
もちろんボランティアー活動に全身全霊をささげていた母、よりさんはまるっきり相手にしていませんでした。
一人、家で留守番代わりとなっていた親父は、年一回家族を連れて私がアメリカから帰ってくるのを楽しみにしていたそうです。
と言うのは、私が食事の用意をしておいしいものを食べさせてあげたからだそうです。
と、これは近所の人から聞いた話ですが。
よりさんは料理掃除洗濯など、一般的な主婦の仕事はまるっきり無駄と考える人でした。
だから毎日二人だけの生活で何を食べていたか想像がつきます。
おいしいものを食べているときの親父の顔って、本当に幸せな顔をしていました。
今、考えるのはあの時もっとおいしいものを食べさせてあげればよかったと言うことです。

今朝は夢の中で親父においしいものを食べさせてあげました。

ハブグレジュンタのマミー