退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#1427:  賢くないアメリカ人

2020-06-12 08:37:06 | アメリカ便り

おはようございます。

今日は晴天無風、裏庭の❝トトロの森❞も静かに朝日を浴びております。

黒沢映画で❝森が動く❞と言う言い回しがあったのですが、風の強い日は本当にその表現がぴったしの日があります。

さて、忘れる前に訂正を二つほど。

1.恥ずかしながらアメリカ生活43年の私が英語のスペルをまちがえました。

dismuntle ではなくてdismantleが正しいです。すいません。

2.バーの同僚の、❝デレックとジョージは顔見知りで以前から衝突していた❞、とのCBSインタヴューでの発言。

今日のニュースでこの同僚、❝ジョージではなく他の黒人であった❞、と訂正。

でもジョージの弟は、❝同じところで働いていたんだから、多分二人は顔見知りだったと思う❞、と言ったそうです。

以前書いたようにジョージは懲役5年も含めて、窃盗とかの犯罪を繰り返していたので、ジョージとデレックが顔見知りで会っても不思議ではないでしょう。

だから、人種差別による殺人ばかりではなく意図的な殺人であった可能性もあります。

以上が訂正です。

今朝のニュースで、認知症老人バイデンの会見を流していました。

その一節で、バイデンは、❝キング牧師の暗殺が起きた時でさえ、このようなデモは起きなかった❞、と言ってました。

やはりこの人呆けている、と言うか賢くないアメリカ人の典型です。

キング牧師が暗殺されたのは1968年、現在は2020年。

52年の月日がたっています。

その間にコンピューターが出回り、インターネットが普及。

世界中で起きていることが、本当に裏庭で起きている感覚で知ることができる世の中となりました。

私がこちらの大学に来たのが1977年で、コンピューターと言えばフォートランと言ってキーパンチャーなるものを使って、カードに穴をあけてその膨大な数のカードを機械に読み取らせていましたし、❝電話で話しながら、日本にいる親の顔を見ることができたらいいな~❞、とも思った時代でした。

それぐらいなが~い時がたっているんです。

この二つの時代は、❝あ~良い時代だったな~❞的、感傷にふける要素としては比較していいけど、社会現象的比較要素に入れてはいけないのです。

それを堂々とやっているバイデンはやはりノータリンです。

しかしながら今回のデモ、❝賢くないアメリカ人❞をふんだんに見せてくれてます。

特に町の一部を閉鎖して作ったシアトルの、❝Free Capitol Hillと命名された警察官排除無秩序コミューン(私が命名)❞は、私に❝ここまで来たか❞と思わせるものでした。

ニュースによると、映画で見るような状態が起きているようです。

ここまで来たらまともな意図で始まったであろうデモが茶番劇となりました。

歌手だか何だか知らない黒人がマシンガンを抱えて警察がいなくなった町を取り締まっている姿なんていうのもニュースで見ました。

でもこの姿って矛盾していると、賢い日本人は思うのですが。

このデモしている人たちって、人種差別をなくすことを目標としているのですよね。

警察を解体し縮小することによって❓

❝あんたたち、そこまでアメリカ人(人種に限らず)を信用してるの❓❞と聞きたい。

私の住む町のある一画は黒人で占められていますが、ここは毎日二人は殺されるところでアメリカでも有名な犯罪地域です。

アメリカのほぼすべての町に、(中国人町があるように)黒人街があります。

アメリカ43年の私でも、間違っても足を踏み入れたくないところです。

川を渡ってすぐの町も荒れ果てた黒人街です。

ここでは夜になったら赤信号でも停止したらダメ、と知れ渡っています。

こと❝黒人街❞と称されるところはこんな感じの所ばかり。

こんなところで、警察が解体や縮小されたらどうなるでしょうか。

これを、❝人種差別が生んだ❞、と言う一言で、かたずけられるでしょうか。

キング牧師で始まった黒人に対する人権運動が始まってからもう半世紀以上たっています。

その間に黒人たちは白人以上に優遇される現象が起きました

有名大学に成績が悪くても入れるとか

私の勤めていた製薬会社は世界でも最大級でしたが、そんな会社はなおさらのこと、❝黒人枠❞と言うのがあり、政治的圧力もあり黒人を雇うことに力を注いでいました。

が、いないんですよ、いくらレベルを下げても黒人のサイエンティストと言うものが。

人事課の人が黒人大学に行って雇用促進なんてこともしたようでしたが。

私が行った大学でも4年半(大学と修士)在籍中、最初に黒人男性が一人いたけど、1か月もしないうちにドロップアウト。

カリフォルニアの有能な黒人たちの間で、差別反対運動ならぬ差別反対に対する反対運動と言う、❝ちょっと何言ってるかわからない❞、と言うような動きも起こったことがありました。

この運動つまり、私的に解釈すると、❝黒人も実力で行け!!❞、てな感じでしょうか。

人種差別があるのは事実です。

そしてアメリカだけではないのです。

私は人種差別をなくすには社会環境と教育が必要と思います。

と長くなり過ぎたので続きは次回です。

ちなみに私の43年間のアメリカ滞在の経験で、黒人はアジア人を差別する、という感想を抱いています。

黒人は嗅覚で判断し、❝俺たちより弱い人間だ❞と感じることで差別するのです

と、これは100%私個人の意見です。

ハブグレジュンタのマミー