退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#272: 知らないうちに高くなる。

2014-05-17 20:41:20 | アメリカ便り
火曜日、ジュンタ、ハブちゃんとのお散歩中にいやというほど激しく転んでしまいました。
この二人、じゃれあう時でも私のそばを離れないのです。
私の足の周りでじゃれあっていた時、足がすくわれ、空中に飛んで、お尻でランディング。
その拍子に後頭部も打ってしまったのです。
気はうしなわなっかたけど、あまりにもひどくお尻を打ったのでしばらく動けませんでした。
なんせ高齢になってきたので、転んで骨を折ったり、頭を打って脳内出血したりなんてことが一番の心配となっていました。
3、4日だらだら寝てばかりの生活を送ったら、今日は少しはよくなりました。
あちらこちら体はまだ痛いですが。

でも一応主婦なので、おとといは近くのヒックタウン(この意味を知りたい方は、私の前のブログを読まなくてはいけませんね)スーパーに買い物に行ってきました。
しばらくぶりで行ったら、すべてが高くなった感じ。
こちらでは食料品の値段が予告なしに常に小刻みに上がっていきます。
値段が上がっていない場合は、量が少なくなっていたと言うことが起きます。
とにかく、製造元の"絶対に損しないぞ"と言う意気込みがミエミエです。
ハーフガロンサイズのアイスクリームが、いつの間にかその3/4のサイズになっているし。
著明なのは、食料品ではないけど新聞です。
以前と比べてその大きさが本当に半分となりました。
日本では新聞の大きさも、マヨネーズの大きさも昔と同じ大きさでした。
日本は良いです。

私、最近しばしば考えるのです。
この先いつまで日本ーアメリカを行ったり来たりするのだろうと。
今の私は根無し草的感じです。
日本に住みたいけど、子供達はこちらだし。
でも私も若い時に、両親を日本に残して一人、アメリカに来たんだから、私、もう日本に帰っても良い気がします。
年に1回でも子供達が私のところに遊びに来れば良いし。
主人はどうするのでしょう。
なんたってアメリカ人100%ですから。
日本には住めないでしょうというか、住もうという努力をしないでしょう。
日本人の奥さんと(私のことです)30年近く一緒に暮らしているのに、話せる日本語はわずか。
ハブちゃんのほうが私の日本語を理解しているって感じです。

60の手習いは無理でしょうね。

ハブグレジュンタのマミー



271:GMO (遺伝子組み換え生物)

2014-05-13 15:49:44 | アメリカ便り
この題名を見て、"今日はスキップしよう”なんて思ってはいないでしょうね。

元GMOの作成に関わったサイエンスというよりも、消費者の立場からちょっと一言二言。

先日、バーモント州において、GMOが入った食品はレベルが必要と言う決議がされました。
この決定はアメリカでは初めてです。
このままで行くと、2016年の7月にはそれが実行されるそうです。
“このままで行くと”と書きましたが、その理由として、この先この決定がそのまま有効でありえるかどうかわからないからです。
と言うのは、この決議が出るや否や、大手食品会社がこの決定を告訴すると発表したからです。
2016年の行使までにはまだしばらく時間があるのでどうなるやら。

でもこの決議がそのまま有効となった場合、アメリカのスーパーで見る食品の75パーセントあまりがGMOと言うラベルを必要とすることになります。
アメリカにおいて、1996年に最初のGMOが植えられてから、今では85%のコーン、91%の大豆,88%のコットン,90%ナタネ油がGMOとなっています。
GMO食品をラベルするより、GMOでない食品をラベルするほうが理にかなっている感じがしますが。

今、出回っている主なGMO には殺虫性、除草剤耐性、ウイルス耐性、脂肪酸成分を変化させたものがあります。
これらは、アンチGMOの人達から“モンスター食物”とか、“フランケンシュタイン食物”とかクソミソに言われています。
GMOを含んでいない牛、豚、鳥だって、ほとんどがGMOを飼料として育てられています。
つまり、GMOの恩恵でもって私たちは、肉を食べているのです。
GMOを禁止しているヨーロッパユニオンの国々でも、GMOを飼料としては輸入しています。
どこで、GMOの良し悪しのラインを引いているかわかりませんね。

国民の責任として、ただ単に、GMOはいやだと言わず、GMOの良し悪しを個々で勉強して自分の意見を持ってほしいものです。
と、これはGMOに限らず、すべてに対してですが。
投票率50%に満たない日本では、無理な話でしょうかね。

“遺伝子組み換え大豆を含んでいません”と書かれた納豆を買うたびに、複雑な気持ちになるハブグレジュンタのマミー

禮ちゃん風に庭に咲いてるお花の写真をどうぞ。









盗み食いをしたジュンちゃん




#270:卒業式無事終わりました。

2014-05-11 22:47:39 | アメリカ便り
昨日は、主人を追い立てながら、朝8時半家を出て、12時ちょっと前に息子の大学に着きました。
風が少し強かったけど、晴天の中での卒業式でした。
全校生徒が6000人という、小さな大学ですが、式に出てみると結構な数。

ちなみに私の出た大学は、全校生徒が26000人もいたので、卒業生の数も非常に多く、息子の大学みたいに、卒業生一人一人名前を呼ばれるなんてことはありませんでした。

この大学は、近隣から来た中産階級の白人が多く、皆すれていない本当によい子ばかりです。
これから、いろいろの環境に入っていくことでしょうが、ゴール(希望・目的)を持って前に進んでいってほしいものです。

今日は母の日でした。
私は、寝てばかりの一日でした。
明日は、家の掃除をしなくては。。。

では写真をどうぞ。

PS:チョッキの質問へ。
  自費出版です。一応出版してくれそうな出版社を探しましたがだめでした。
  5月から始めたブログのおかげで、大分"書く”ということになれたみたいなので、また出版を目指したいと思います。
  ところで、皆さん私の本を買いましたか?
  全国で、500冊なので、売っている本屋を探すより、アマゾンで買ったほうがよいです。
  “久仁子さ~ん、どうしてアメリカにいったのですか~?”という題名で検索してください。
  お願いしま~す。
  売れ残ったらごみと化すので。


この光景、日本だったら“軍国主義だ”といわれそうですが、アメリカでは全く普通です。


息子です。



帰りは雷と、豪雨でした。

ジュンちゃんすっかり大きくなりました。


ハブグレジュンタのマミー






#269: 明日は、息子の卒業式

2014-05-09 23:13:54 | アメリカ便り
明日は、息子の卒業式です。
実際には去年12月に卒業しているのですが、卒業式そのものは年1回5月にあるだけなので延期となっていました。
最初は出たくないとか何とか言ってましたが、"けじめをつける為にも出なさい"と言ったら素直にいうことを聞いてくれました。
式は2時からとのこと。
息子は12時半に式場に行かなければならないので、12時に会うことになりました。
と言うことは、8時半には家を出なくては。
でも私の主人は、確実に待ち合わせ時間に遅れる人なので、いつも待ち合わせ時間を30分ぐらい早めに伝えています。
3時間半のドライブ、ゆっくり寝ていられるな~。

映画“グラヴィティー”を見た人がいると思います。
サンドラ ブロック主演の映画です。
アメリカのアカデミー賞では、7つの賞を取りました。
この映画を見なかった人の為に、ちょっと説明をします。
ロシアが自国の衛星を破壊したことによってできた宇宙ごみにより、ケスラーシンドロームと言う連鎖反応的衛星破壊が起こり、無数のごみが発生した。
映画でもロシアは悪い国だ(これは私の単純な意見です)。
そのごみが宇宙空間での船外作業現場を破壊する所から映画が始まるのです。

今日のブログはこの宇宙ごみについてです。
どうしてそうなったかと言うと先程ニュースで見たからです。
この宇宙ごみ、一般にはあまり知られていませんが最近問題視されてきています。
最初の衛星同士の衝突は、2009年アメリカとロシアの衛星の間で起きました。
これは、事故だったそうですが、、、、、
この時の衝突によって、5センチ以上の大きさのごみが23,000個、1センチ以下のごみが推定で
400,000個発生したそうです。
どうやってこの推定値を出したかまるっきりわかりませんか、と言うより、そんな推定値を出すことができるなんて考えてもみませんでしたが。
物理ってすごいですね。
今現在1100の衛星(サテライト)が宇宙に存在するそうです。
そんなにあったなんて知りませんでしたが。
インターネット、クラウド、GPSの時代なんですよね。
地球全体をカヴァーするのに最低何個の衛星が必要かどうか、生物系の頭脳で調べてみると、赤道上36.000kmの宇宙空間に静止衛星が3個必要だそうです。
たった3個で北極南極(この場所の為には、周回衛星が必要だそうです)を除いた、地球上すべての地域がカヴァーされるそうです。
使用目的等で、その数も増えるのでしょうが1100もの衛星って必要ないような感じがしますね。
その内、宇宙旅行なんかも始まるだろうし。
そうなると、宇宙船にぶつかってくるごみも心配になってくる。
交通事故じゃなく、ごみ事故です。
命がけの宇宙旅行ですね。
ま~、老い先短い、お金も無いと言う私は心配しなくてもいいですが。

ハブグレジュンタのマミー




#268: 夏支度

2014-05-08 23:10:35 | アメリカ便り
いつものことだけど、何か一つのことをしようと思ったら、その前にしなくてはならないことを見つけてしまう。
そして、そのまた前にしなくてはいけないことを見つけてしまう。
と言ったことが毎度おきてしまいますね。
だから、日本から帰ってきてから2日目の今日になっても、家は汚いまま。

昨日今日と、洗濯と洗濯の片付け、衣替えをしました。
主人がやっていてくれた洗濯物、たたまれずに寝室の床の上とベッドの上にばら撒かれていたので、先ずはそれをかたずけようと思ったのですが、いい機会、私の夏服、冬服の入れ替えをすることになりました。
でもショッピング好きの私の服の数、ものすごい量なのです。
働いてもいないのだから、こんなに服はいらないとはわかっているのですが、、、
ダンシャリをすることにしました。
なんせ、20年前の服もいつか着るかもしれないという機会を待っているのだから。
5時間ほどかかって、服の入れ替えダンシャリを終えて、少しはかたずいた感じがしないでも、、、
まだ、多いな~、私の服。

明日こそは、掃除をしなければ。
カーペットも、犬の“粗相”の為、大分汚れています。
次から次と仕事が増える。

でも、小さい子供二人を抱え、働いていた時はどうやっていたんだろう、と今になってしばしば考える時があります。
おまけに、3歳から公文、5歳からチェロとサッカーですから。
公文は、中学2年ぐらいで根負けしてやめましたが、チェロとサッカーはいまだにやっています。
でも、ここはアメリカ、どこに行くにも車が必要。
それも生半可な距離ではないです。
年間3万キロは運転します。
右手に哺乳瓶、左手にハンドルなんて、自慢できないこともしていました。
ちなみに、車の中で、歯を磨いていた人を見たことがあります。
化粧をしている人なんてぜんぜん珍しくないです。

アメリカ人男性は優しく子育て家事を手伝ってくれる、と間違った考えを日本の女の子はお持ちだと思いますが。
現実は私の主人を見てもわかります。
同じです、日本もアメリカも。
間違った希望は捨てましょう。
期待しないほうがよいです。
期待して、裏切られた時は、自分のストレスが増すだけです。

今日のニュースで、乳幼児にかかる保育園(大抵が6時から6時まで)費用が平均年額約24000ドルだそうです。
所によっては、大学の学費より高いそうです。
アメリカ家庭の平均収入が40000ドルぐらいだから、この額がいかに高額かお分かりになるでしょう。

だから変な話、保育園の費用を払うために働いている家庭が多いです。
私が知る限り、一般家庭のために、政府が保育所の支払いを助けてくれるなんてことは、ここアメリカではないです。

ハブグレジュンタのマミー

ジュンタ、主人が嘆くほど馬鹿ではないです。
かわいいですよ、嘆いている主人より。