ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

プロ意識

2007-05-28 | 雑念
自然学校(小5)の指導補助員(いわゆるリーダー)を泣かす。
あまり気持ちの良いものではない。
ホクトマンは思ったことをすぐ口に出す癖がある。それで痛い目にあうことも多い。
まさに「失言マシーン」!
しかし今回はあまり後悔をしていない。
参加者グループにリーダーが一人。女性。
いつもよりテンションの高いアイスブレイク。楽しむ参加者を見て、さらにホクトマンのテンションも最高潮。こんな時はあまり目立たない、泣き虫、スネ夫、ワガママさん達がちらほら出てきたグループ。
些細な喧嘩や言い争い。そのリーダーが割って入る。優しい言葉、態度、目線。優等生のリーダー?まるでマニュアルどおり?過保護の過保護。
はじめは微笑ましく見守っていたホクトマン。

しかし本日最後のアクティビィティ(モホークウォーク)。集中力の低下とワガママ度数が最高潮。活動をストップし、全員ができる状態になったらホクトマンに教えてね。それまで休憩。ってことに。するとリーダーがリーダーシップをとって解決するよう声かけをしだす。

んー?どうでしょう?

ここは大切なところ。ここを自分たちで解決しないでいつするの?というまたとないチャンス。我々アドベンチャー教育ファシリテーターはこの場面を作るために一生懸命です。リーダーに壊されてたまるか!
ついにホクトマンが動く…。
ホクトマンの失言魂かプロ意識かはたまた無の境地かその過保護っぷりを制止し、参加者自身で解決するよう促した。リーダーは驚きか戸惑いの複雑な表情で参加者からはなれた。

結果参加者は自分たちで話し合い、白熱し、一人が泣き出す始末。
ホクトマンはたまに円陣を覗きに行き、「どうなった?」

そして…。最終確認。活動のはじめに約束したことってなんだった?「みんなで楽しく遊ぶ」という単純なお約束。さすがに5年生。覚えているんです。

グループの点数を親指メーターで確認。みんな50点以下だ。「何があったら点数上がる?」「協力ぅ!」「さっきの活動でできる協力って何がある?」「応援ん」「他には?」「仲間に誘う」「他には?」「守護霊(スポッター)」

じゃあ最後もう一度チャレンジしてみる?との問い掛けにみんなうなづく。
その時グループは少しずつまとまりだしたように見えた。
そして振り返りで全員順番に今日の感想と明日へのメッセージを聞いた。
するとやはり自分たちでこういう風にしたいという目標を口にする。

そして1日目終了
学年が集合し、先生の連絡をしているとき。チラッとそのリーダーを見たら、何と!子ども達の後ろで泣いているではありませんか!
何故?聞きに行こうと思った瞬間。でんちゃんが近づいていた。今日はホクトマン指導を見てみたいということでグループに入っていたので事情も知っているのです。
するとでんちゃんがこちらに近づいてきて「色々勉強なってると思いますよ」とのこと…。
わからねーっ!!

あくまでもアドベンチャー教育ファシリテーターとしてのプロ意識ですので気にしないでくださいねー
リーダーさんが悪いわけではございませんので…
悪しからず。

自然学校(小5)の指導補助員(いわゆるリーダー)を泣かす。
あまり気持ちの良いものではない。