本日どころか、このいかだ下り最大の落差と爆音。隣にいてもMAXなボリュームで話をしないと聴こえないほど。
当然いかだで下っている時は初めて下るわけで、流れの変化と音で激流を想像することに。それがますます恐怖心を煽るわけ。
2日目になり、3人の息とバランスがあってきて、ひっくかえることはなくなってきた矢先のこの落差
神様が「うぬぼれるな！」と言っているような荒々しさ。あの軽々しい3連タイヤチューブいかだは白波に飲み込まれることになるのです。
時間を少し巻き戻してみてみましょう。
「なんか凄い音するぅ！」
「ほんまや、川が切れてる！」
「あの岩の右を通ろう！」
爆音と先が見えない恐怖で浮き足立つ。
「あかん！一回あの岩にひっかかろう！」
「無理や！」「あかん！」
「結構落ちるで！」「あーっ！後ろ向きやーっ」「岩にひっかかってーぇ！」
祈りも届かずへっポコ川流れ隊はバラバラに滝壺に放り出され、気づいた時はだいぶ下流で頭を水面に現すのです。
つづく
