ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

長い一日。

2011-01-30 | 雑念
事故りました。

単独です。
怪我ありません。
車も何処にも損傷ありません。

ただ森に突っ込みました。
道から1m程の落差に前輪2つが滑り落ちました。反対車線の方にです。

対向車がいたら正面衝突でした。
そして、落ち着いたものです。
ダッシュボードから保険の書類や警察に電話する前に嫁に電話して、

「事故った。」

と、報告。

それから保険に電話。
間違えて見積もりを取った別の会社にかけてしまいました。

私のフルネームや電話番号を言っても一向にデータ上出てこない。向こうの親切なオペレーターのお姉さんも困り果て、変な間をあけて、私は

半切れ気味で、
「確認して、掛け直します。」と電話を切った。

そりゃー、登録は無いですよね。
だって契約してないんですから!
ゴメンなさい。半切れてゴメンなさい。

さて、改めてよく見たら見積もりを取った保険会社にかけていたようで、契約した方に掛け直した。

するとまた親切なオペレーターのお姉さんが出た。別の人だろうが、少し緊張気味に名前と車種を告げると、

「ご確認取れました」

との言葉。

安心。

しかし、結局雪の降る森の中で既に30分は待っている。

エンジンがかからなかったら、凍え死んでいたはず。

ラジオを聞きながら、ブログをかいて、ロードサービスを待っている。

こんな幸せな事故車もない。

それに加え、ラッキーなのが携帯電話。

ソフトバンクは電波ゼロの場所。
たまたま仕事で、仕事場の携帯電話を持っていたから全てが動いた。

危なかった。

今は電波の入らない携帯電話で、アップロードできないブログの原稿をチコチコ書き記しているのだ。

このブログが更新される時は、温かいコタツで笑い話にしていることを願うのだ。

まだ、レスキューはこない・・・。

そして、何台も車が通り過ぎる。
事故車なのか、路駐なのか?微妙な形で止まっているこの車に声をかけたのは、ホスピタリティトップクラスの鹿児島人でさえ1名だ。

それほど、大した事ない。

いや、2人目に声かけられた。

ありがとうございます。

3人目に声かけられました。
もう、

「何も、怪我も、エンジンも無事です。暖房も入りますから、大丈夫です。ご心配おかげしました。ありがとうございます。」と慣れたもんです。

やっぱりホスピタリティトップクラスの鹿児島人。

さて、何の音沙汰もロードサービスの手配も無反応。いつまで待たせるかい?

これが脱出できても、道路が凍り始めて、また事故るで!

4人目、5人目、6、7。

レスキュー隊から電話7回。道が分からんとさ。

挙句に、ホスピタリティとレスキュー隊からの電話が同時に来て、忙しい限り。

結局2時間、森にフロントをつっこんだまま。

iPhoneの動画やゲームで寂しさや不安を紛らわしたり。

到着したクレーン付きトラックは、ものの10分もかからず、森からジーノ君をひっぱりだした。クレーンを使わずに。

心配した車の損傷もゼロ。何ともなかったかの様にエンジンを震わせるジーノ君を頼もしく思えたのである。

予定のコタツヌクヌクタイムには間に合わなかったが、意気揚々と元の道路に戻り、帰宅しようと15分走ったところで、「チェーン規制」とガードマン。

また引き返し、グルリと遠回り。まだ家に着かないのです。

その遠回りの道には雪など微塵もなく、事故った話も信じてもらえないかもしれません。

あー、長い一日だった。