山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

この渓も『旬』です

2020年05月07日 | 山菜採り
 前回の「深山幽谷」から2日目。我が家のフジ棚も満開間近で、朝からクマバチがブンブンうなっている。
 で、舌の根じゃなくて、ゼンマイも乾かぬうちに出発である。山菜たちが旬を迎えたはずのもう一つの渓に向かう。
 ただし、前回の山業で、採りすぎるぐらい採ってしまったし、この次もあるものだから、ターゲットを絞り込んでピンポイントの山歩きとする。
 1時間弱で目的の渓に到着。

随分緑が濃くなってきました

 この渓、実は今シーズン3回目の来訪となる。しかし、我が家のフジ棚の成育ぶりから考えると、今こそ『旬』を迎えているはず。
 今回は、本当にピンポイントなので、車止めから目的の斜面に直行する。斜面を登り始めると、

ゼンマイも真っ盛り けど

 予想通り、ゼンマイがいい案配なんですけれど、さすがに採る気になりません。と申しますか、飽和状態。この渓のゼンマイは、今年、お休みにしましょう。これで、私の気も休まるし、休んだ分だけ、来年は、山も豊かになるはず。でも、

クワダイ(イヌドウナ 左のやつです)は 少々戴きます

そして、ありましたよ。

以前 紹介したヒゲ付きの枯れ枝です


根元に向かって辿っていくと


今回は しっかりと芽を出しています


 この枯れ枝を「ウドガラ」と言います。この付け根からウドが顔を出します。これを頼りにして探すと楽しいんだなあ。

また見つけた。・・・これを辿ってみると、

当たりい!
 これは、マタギの世界の宝探しと言ってよいでしょう。ウド掘りってこの楽しさがあるから止められないんだよね。

本日収穫したウドです

 今回は、このウドとクワダイとをそこそこに戴いて帰りました。
 欲タガリのわりには、セーブの効いた山菜採りになりました。
 多分、一昨日の収穫があったからです。衣食足りて礼節を知るということですかね。でも、
 明日はどうなるか。現地に行ってみないと分かりません。とにかく、季節は人を待ってくれないから。

 To be continued!