山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ライバル登場?

2020年05月11日 | 山菜採り
 前回置いてきたコゴミたちが、そろそろ食べ頃になったんじゃないかな。そんな思惑でS川に出掛けた。前回の来訪から3日目である。

冴えわたる夜明け

 天気予報やアメダスの情報を見ると、気温がかなり下がるらしいので、体温保持のための身支度を調えて谷底へ。遅霜のために、芽吹いた山菜が痛めつけられないか心配。
 谷底を歩いていくと、

何やら歩き回ったようですね
また同じような足跡です。

何してたんだろう?

どうやらフキを根元から掘り起こしているようです

この足跡は、多分、カモシカですね。でも、カモシカって土を掘るんだっけか?別の獣もいるってこと??まさか、イノシシ???
 いずれにしても、この気配は『旬』を迎えた山菜を狙っていたってことですかね?・・ということは、マタギのライバルじゃありませんか。
 この事態、客観的に見れば、カモシカ(?)たちの世界に入り込んで餌を横取りしようとしているのはマタギの方だよね。だとすれば、
やっぱり、理性的な山菜採りでしょうな。控えめに採りましょう。それから、クマ鈴の音を響かせて歩きます。これだけで、出会い頭のドッキリ対面がなくなるはずです。
 本日の目的物は、前回置いてきたコゴミの採取。次の目的がその他の山菜の生育具合の確認。そうして最大の目標は、余計な誘惑に惑わされないこと。前回、ウドの誘惑に負けてしまったために、我が家の台所事情にも悪影響が生じてしまった。
「本日は、絶対にウドを採りません!」
これが、本日の目標なのだ。
 と言うことで、斜面には目を向けず、カモシカの足跡を追いながらコゴミの広場へ。

コゴミの世界が再び

どうも、カモシカから見ると、コゴミは魅力的ではないらしい。お陰様で、今シーズン最後(多分)のコゴミ採りは、充分な収穫になりました。その他、少々の山菜を戴いて帰路につきました。
 ツツドリとウグイスの囀り、そして、キツツキのドラミングが木霊す山中は清々しい。

途中に生えてたコシアブラを見逃さない欲タガリマタギです

 カモシカ君たちとは、これからも上手に住み分けて山菜を分かち合っていきたいものです(イノシシの生息については、今後、調査してみたいと思います)。


ヤマザクラと新緑の美しい季節になりました


 To be continued!