今回、山から戴いてきた山菜の中でも主役を演じるのは「ワサビ」です。
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根のうまさは言うまでもないのですが、茎や葉も全く遜色ない別の魅力を備えたうまさです(辛みは共通だけど)。
この魅力溢れる食材、根っこほどにはポピュラーにならない理由が(多分)2つ。一つ目が調理の特殊性、そして、二つ目が保管の難しさだと思います。
その辺の記録を残しておきたいと思います。
≪ワサビのフスベ漬け≫
下ごしらえの部
・根を切り離した茎と葉と花を丁寧に洗っておきます
・おひたしは、普通寸切りですけど、その半分の長さに切り分けます
※熱をしっかり通すため。付け根の部分には、汚れが残りやすいので特に丁寧に。
・付け汁を準備します
※水:出汁醤油 = 3:1 + 顆粒だし少々(去年よりも薄めにしました)
・ボールの他に、密閉できるタッパー(保管用) + 大きめのタッパー(怒らせ用) + ザル(湯通し用)を準備しておきます
調理の部
・刻んだ葉ワサビをボールに移し、強塩をまぶします
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・これをよく揉みます
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※しんなりして水分がにじみ出してきます
・ざるに移して広げ、沸騰したお湯を回しかけます
・用意してあったタッパー(大きめ)に移してシェーク
・別のタッパーに小分けして、付け汁をいっぱいに注ぎ、蓋をします
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※蓋をしたとき、なるべく隙間ができないように
※これを冷蔵庫で冷やすと辛みが出るんですけど、お湯を潜らせた時点でかなり温度が上がっているので、マタギの場合、冷凍庫に移して30分ぐらい急冷します
あとは冷蔵庫に戻してから、果報は寝て待て。
ここまでが、『ふすべる』というワサビ料理の特殊性ね。失敗すると、ただ苦いだけのおひたしになってしまいます。これが第一の難しさです。
翌日、ちょっと味見。普通は、数日待ってから食べるんですけど、待ちきれませんでした。
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口に運ぶと、おおおおっ!!!
爽やかで強烈な辛みが、舌から脳天を突き抜けていく。
先週まで食べていた解凍のワサビ漬けを遙かに上回る辛み、そして、旨みです。
ちゃんとできていたみたいで良かったあ!(辛みと味付けが)
これも春の喜びを存分に伝えてくれる味わいです。この旨さは、揮発性(だと思う)。それを逃がさないための保存の工夫が必要です。これが第二の難しさ。
マタギの場合は、しっかりとした造りのタッパーで密封して冷蔵保管します。この辺に関しては、現在、試行錯誤中です。これからよい報告ができればと思っています。
調理の難しさを乗り越える喜び。類い希なる旨さを味わう喜び。いずれにしても、この自然からの恵みを楽しめることは幸せです。
山の神様に感謝しかありません。
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花は、観賞用にしたいぐらいな可憐さ
根のうまさは言うまでもないのですが、茎や葉も全く遜色ない別の魅力を備えたうまさです(辛みは共通だけど)。
この魅力溢れる食材、根っこほどにはポピュラーにならない理由が(多分)2つ。一つ目が調理の特殊性、そして、二つ目が保管の難しさだと思います。
その辺の記録を残しておきたいと思います。
≪ワサビのフスベ漬け≫
下ごしらえの部
・根を切り離した茎と葉と花を丁寧に洗っておきます
・おひたしは、普通寸切りですけど、その半分の長さに切り分けます
※熱をしっかり通すため。付け根の部分には、汚れが残りやすいので特に丁寧に。
・付け汁を準備します
※水:出汁醤油 = 3:1 + 顆粒だし少々(去年よりも薄めにしました)
・ボールの他に、密閉できるタッパー(保管用) + 大きめのタッパー(怒らせ用) + ザル(湯通し用)を準備しておきます
調理の部
・刻んだ葉ワサビをボールに移し、強塩をまぶします
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・これをよく揉みます
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※しんなりして水分がにじみ出してきます
・ざるに移して広げ、沸騰したお湯を回しかけます
・用意してあったタッパー(大きめ)に移してシェーク
・別のタッパーに小分けして、付け汁をいっぱいに注ぎ、蓋をします
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※蓋をしたとき、なるべく隙間ができないように
※これを冷蔵庫で冷やすと辛みが出るんですけど、お湯を潜らせた時点でかなり温度が上がっているので、マタギの場合、冷凍庫に移して30分ぐらい急冷します
あとは冷蔵庫に戻してから、果報は寝て待て。
ここまでが、『ふすべる』というワサビ料理の特殊性ね。失敗すると、ただ苦いだけのおひたしになってしまいます。これが第一の難しさです。
翌日、ちょっと味見。普通は、数日待ってから食べるんですけど、待ちきれませんでした。
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美しいねえ!
口に運ぶと、おおおおっ!!!
爽やかで強烈な辛みが、舌から脳天を突き抜けていく。
先週まで食べていた解凍のワサビ漬けを遙かに上回る辛み、そして、旨みです。
ちゃんとできていたみたいで良かったあ!(辛みと味付けが)
これも春の喜びを存分に伝えてくれる味わいです。この旨さは、揮発性(だと思う)。それを逃がさないための保存の工夫が必要です。これが第二の難しさ。
マタギの場合は、しっかりとした造りのタッパーで密封して冷蔵保管します。この辺に関しては、現在、試行錯誤中です。これからよい報告ができればと思っています。
調理の難しさを乗り越える喜び。類い希なる旨さを味わう喜び。いずれにしても、この自然からの恵みを楽しめることは幸せです。
山の神様に感謝しかありません。