「行ってらっしゃい。」
「おう、元気でな。」
そんな言葉を交わして、マタギは競技会の審判に出かけた。
大会の開始から、暑さ指数30を超えているが、中止するわけにはいかない年に一度の大会。注意喚起を呼び掛けながら、何とか予定通りに大会を終えることが出来た。
しかし、暑かったあああっ!
帰ったら、氷でギンギンに冷やした日本酒ロックを煽ってシャワーだ!
で、家の玄関を入ると、息子の靴がまだある。とっくに帰ったものと思っていたのに。どうしたのか訊くと、熱が出てしまいDrストップがかかり、自宅養療を言い渡されたとのこと。
「おう、どうだ?」
「今まで寝ていた。起きたとこ。」
「会社に連絡入れた?」
「Line入れといた。」
「OK. あとで、直接、自分の声で伝えろよ。」
「はいよ。」
「ま、こりゃ仕方ない。のんびり過ごせ。」
「はいよ。」
時には、こういうこともある。しょうがねえべ。そして、翌日。仕事から帰ると、
「困ったわ。夕食考えてなかった。」
と、妻の声。まあ、仕方ないんじゃないの。久しぶりの看病でてんてこ舞いだっただろうしね。・・・だったら私が作りましょう!
早速、冷蔵庫の中を探してみたら、ありましたよ。
息子の好きな海老ですね
これを使って料理をしましょう。例によって、海水レベルの塩水で解凍している間にレシピを考える。その結果、
≪エビチリ≫ に決定しました。
喉が痛いとか言ってるらしいから、フライみたいに固いものは避けて、ソフトな口当たりの料理にしたいと考えました。
下ごしらえ・調理の部
・解凍が済んだらエビの殻を剥いて調味料を混ぜ込んでおきます
※エビの場合、個体が小さいので数分で解凍できます
・摺り下ろしショウガとニンニクチューブに塩コショウとごま油で下味付け
こんな感じで馴染ませている間に
・タマネギ1/4個をみじん切りに。ショウガとニンニクも
スタンバイOK
・ソースは、ケチャップ水各60ml,醤油10g,砂糖6g,鶏がらスープの素小さじ1
・サラダ油を敷いた中華鍋で香味野菜を炒め、豆板醤をちょっと入れて
(豆板醤小さじ1ほど入れたんだけど、かなり辛くなってしまった)
・エビを加えて絡ませながら火を通します
・ソースも加えて馴染ませたら、いったん火を止めて、水溶き片栗粉投入
なんだか固まってきた
※片栗粉大さじ2ほど使ったんだけど、多すぎたかも
レタスと組み合わせてみました
本日の夕食(食べかけ御免)
辛いということは、ご飯が進むということで、これだけの量でもで十分メインディッシュの役割を果たしてくれました。何よりも、息子が喜んでくれたから、よしとしましょう。
息子よ、家でのんびりしてくれるのも嬉しいけど、早く元気になって自分の力を生かしておくれよ。
とりあえず本日は、ご馳走様でした。冷凍エビに感謝。