山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ゾンビ館のやわらかディナー

2023年07月29日 | 日記とレシピ

 朝、高熱のため、職場に欠勤の連絡。その後、医者の予約を取って、診断と薬を処方して貰って帰宅したのが10時過ぎ。

 また、職場に連絡。

「五日間外出禁止だそうです。」

「分かりました。こちらのことは気にしないでよく休んで下さいね。」

申し訳ないが、仕方あるまい。

 それにしても、非常に具合がよくない。普通、酒瓶が目に入ったら手が出るマタギなのだが、全然その気になれない。とりあえず横になるしかあるまい。

 しかし・・・、いくら待っても症状は改善しない。そもそも、節々の痛みと喉の違和感で眠れないのだ。

 ああ、そう言えば、妻が、薬を飲んだら良くなったみたいなこと言ってたっけ。

 薬の服用は、『毎食後』と書いてあるのだが、食後4時間近く経っても食後は食後だ。1回分を飲んでみる。

 すると、あら不思議。さっきまであれほど苦しかった節々の痛みも、喉の痛みも間もなく消えてしまいました。

 おおっ!素晴らしい!!

 なんだか、酒瓶の酒がマタギを手招きしているように思えてきました。ちょっと試しに1杯飲んでみるか。

 グビッ。 かあああ! 旨いじゃないの! 味覚が効かなくなるとか聞いていたけど、全然問題なさそうです。念のために、もう一杯飲んで試してみようかと思っているところに、妻がやってきて、呆れている。

「もう、ダメかと思ったんだけど、君がやったように薬を飲んでみたら、一気に改善した。」

「で、なんでお酒なの?」

「いやあ、味がしなくなるかと思って試してるんだけど、大丈夫みたいだ。」

「ほどほどにしてね。病人なんだから。」

「はいはい。」

と、その場を逃れる。

 さて、このぐらい元気になるなら、夕食のおかずぐらいは作れそうですね。実は、作りたかった料理があるんですよ。その名も、

  ≪煮込みハンバーグ≫

 魚料理とスイーツに関しては、かなりの割合で、今もマタギにプロデュース権が残っているんですけど、肉料理に関しては、殆ど女性陣に移行してしまっています。まあ、それ自体は、全然悪いことではないんだけど、こんな時だからこそ味わってもらいたいと思ったんです。何と言っても、余っている挽肉を消費出来て、みんなが気持ちよく食べられる柔らか料理なんだから。しかも、これから悪化していくかもしれないマタギと、改善していくかもしれない皆さんとのバランスを考えれば、今日しかないでしょう。トイロさんのレシピを参考にさせて戴きました。

 下ごしらえ・調理の部

 ・タマネギ3/4個をみじん切りにして、透明感が出るまで炒めておきます

 ・パン粉1/2カップに牛乳100gと卵1個を混ぜたら

 ・ひき肉250gとタマネギを混ぜていきます。調味料は塩コショウとナツメグとサラダ油

 ※かなり緩く感じますがノープロブレム(ついでに、昨日のワンタンの餡の残りも使ってますけど、こちらもノープロブレム)

 ・掌に乗るぐらいの塊を掬い取ってフライパンへ(中火)

 ※この段階で成形した方が簡単だと思います(平らにして周辺を整える)

 あれ?裏返すタイミングって、どんなだっけ?・・・暫くやっていないと忘れています。ああ、そうだった。

 ・フライパンとの境目の色が変わってきたら丁寧に裏返します

       こんな感じ

 ※この時点では、かなり柔らかいので、フライ返し2枚を使いました

       9個焼けましたが、今夜使うのは、3人で6個

 ※まだ半生です。表面を焼き固めた状態

 ・薄力粉大さじ2を色が変わるまで炒って

 ・バターで炒めたタマネギの残りと竹輪の細切りにかけて、水350mlで溶いたら

 ・コンソメ1個(砕いたもの)とケチャップ大さじ5、ウスターソース大さじ3を加えて煮立たせる

 ・本日食べる分のハンバーグを入れて、ソースを回しかけたら、蓋をして弱火で15分ほど煮込みます

       本日のメインディッシュです

 本当は、もっとソースをかけたかったんだけど、この後、残りの3個も煮込んだので少なめになった感じ。一気に9個だと、フライパンの面積が狭すぎた。

       本日の夕食です

 野菜も汁も妻が作ってくれているので、ハンバーグに専念出来てよかったです。

 どうだい、煮込みハンバーグ、とても柔らかいうえに、かなり美味しいでしょう。

 次、チャンスがあったら、是非チャレンジしてみてね。

 娘が、明日で隔離終了だそうです。

 ゾンビ館もあと4日。もう少しで、平常の暮らしに戻れそうです。

 明日以降、マタギがどうなるかは不明。