山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

逢いたかったよ、トビタケ!

2022年08月25日 | キノコ採り

 本日は、今年3回目のキノコ山探索。この山を訪れるときは、いつもワクワクするんだけど、本日は、殊の外胸が高鳴る。なんてったって、3日前にここを訪れたA氏が見つけたと言うんですよ。その名もトンビマイタケ!通称トビタケの幼菌を。

 3日が過ぎた本日、そろそろ食べ頃に育っているのでは、という期待にワクワクしているんです。

「見つけた木に、まず行ってみねが?」

「俺もそう思っていた。」

候補になる木は何本かあるのだが、何はさておき当たってみるべきだろう。何てったって激戦区。後回しにした結果、人から採られてしまったら泣くに泣けない。

 身支度を整えて、念のため大型リュックを背負って山に分け入る。先導するA氏が叫ぶ。

「出てる!食べ頃だ!!」

どれどれ?と覗き込むと、

       おおお!久しぶり!!

 去年は、超不作で、殆ど収穫なしと言ってよい結果だったので、この姿には、心が震える。

「おおっ、こっちにも出てる。」

見れば、

       こっちにも

       そっちにも

       あっちにも出てるじゃないの

 ここで、我々も、ちょっとは成長したなあと感じるのが、慌てて手を出さなくなったところ。

       採る前に、撮ります

 欲タガリコンビも、以前は見境もなく採りまくって、あとから、「記録を残しておけば良かった。」と後悔していたのですが、最近は、少し冷静になって、画像を残したり、全体像を把握してから、取り分を分けたりできるようになりました。A氏は、新聞紙を用意してきて、それに包んで収穫しようとしています。

「そっち側、任せた。俺はこっち側を採る。」

という感じで、それぞれがいい感じに収穫。

 大型リュックを持ってきて良かった。ずっしり重たくなってしまいました。

「既に満足だ。でも、一応、奥の木まで見にいぐべ。」

「うん。運動不足解消のためにも歩こう。」

 荷物は重いが、心は軽い。何てったって、2年ぶりの収穫だからね。

       こちらにも出ていました

 奥の木は、休み年だった去年以前は、もっと大きな株が沢山出たのだけれど、以前ほどの勢いは感じられません。去年の異常気象や周辺の環境が変わったせいで、キノコのシロが小さくなったように思えます。

 この先にも採り場が続くんだけど、昨日までの大雨で増水中のため、先に進めません。

 ま、水が退いた頃に休みのタイミングが合ったら訪れるか。

 でも、ここにきて気温がグッと下がってきているから、次のキノコの発生が始まってしまうかもしれないなあ。

 その時はその時。この『キノコ山探索』は、雪が積もるまで続くからね。

       昨日までの大雨で小沢の滝が目立つようになっていた

       稜線には朝日が当たり始めました

 雨雲が去り、素晴らしい好天気のなりそうです。

 本日も、たっぷりと楽しい思いをさせて戴きました。

 山の神様、そして、A氏、ありがとうございました。



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