今シーズン最後の月山筍収穫から5日目。本日は休日だ。
でも、山菜採りをしたいという想い、ほぼゼロ。
したがって、ザックや足回り、防虫対策などの準備も全くやっていない。
昨夜は、ワクワク感もドキドキ感もないまま眠りに就いた。
午前3時前、夜明けよりもずっと早いんだけど目覚める。このところの山菜採りで身体に染みついてしまったバイオリズムだと思う。
ああ~、つまらねえ。
遊びに行けないんだったら、本日もクッキングマタギかな。
どうやら、本日も暑くなるらしいから、冷たくて美味しい料理を考えて楽しみましょうか。
でもさ、やっぱりさ・・・
「マタギよ、本当にそれだけでいいのか?」
心の奥底から声が響いてくる。
「仕方がないかな、なんて思っています。だって、筍も終わったし。」
「それでいいのか?」
「はい。」
「いいと言うなら、もう口出しはしない。しかし、さっきお前が思った『つまらない』は、何だったのか、考えてみるといい。」
・・・確かに、筍の収穫がないのは、つまらない。だけど、それだけか?もっと、根深いところに、この『つまらない』の原因があるんじゃないか?
どうせ暇なんだから、思い切って森に出かけてみよう!答えが見つかるかもしれない。
早速、身支度を整えて、山に出かけてみた。
目的地は、旧六十里越街道。兎にも角にも、ただ歩いてみよう。
日の出から少し経った頃に車止めに着いた。
朝日連峰の雪もだいぶ融けたようだ
O川沿いは朝靄の中
街道に入るとブナ林に木漏れ日
美しい!そして、空気が美味しい!!
既に、エゾアジサイが『真の花』を咲かせていた
山葡萄も輝いている
ワラビには手を出しません
これは、乾燥キクラゲです
雨が降ると復活するかも。
なんだか、だんだん『欲』が出てきましたね。はい、心を鎮めましょう。
トリアシショウマも美しい
ああ、爽やかな風と日差し
わずか1時間の散策でしたけど、すごく満足出来ました。
収穫は、勿論大事だよ。
だけど、やっぱり自然の中に浸る感覚、これが心地よいんだよね。
そういう意味で、山遊びは、二重の喜びを与えてくれるんだ。
その喜びを求めて山に入っていたんだ。改めて、自分の想いが分かってきた感じ。
そのことを確認出来た、朝の山歩きになりました。
山の神様、こういう意味でもマタギに元気を分けて下さっていたんですね。ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いいたします。
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