おひたし用のミズがなくなった。採りに行かねばなるまい。ラッキーなことに明日は休みなのだ。
天気予報と気象情報を見ると、心をくじかれるような容赦ない注意報の山。それでも、降雨予報を見ると、夜明け頃は降水が少なそう。「行きましょう!」車中での着替えを想定して、助手席に装具を準備して眠りにつく。
翌朝(と言うか夜明け前)、起き出してみると、降ってはいるけど大したことなさそうだ。
「よし、出発!」
運転開始から、5分で諦めた。
出発するとすぐに土砂降りになった。ラジオから聞こえてくる情報によると、目的地に大雨と洪水の警報が発令されている。すぐにUターンして帰宅。これからどうするか、一から考え直さねばなるまい。
「それにしても、良い判断でございましたな。」
「そう思うか、越後屋。」
「僭越ながら、このような状況で無理をしたために取り返しのつかない事になってしまった方を数多く存じ上げております。」
「やはり、無理は禁物かのう。」
「仰せの通り。禁物でございます。命にかかわります。」
「で、いかがした物かのう。せっかくの一日が勿体ない。」
「それでしたらば、お耳を、」
「何?・・・ふむふむ、なるほど。よし、それで行ってみよう!」
越後屋の勧めに従い、台所の食材(山の幸)を調べてみる。 確かに、常備菜を除いた冷蔵庫の食材は切れてしまったが、冷凍庫には、数多くの食材が待機していることに気付いた。その中から選んだのが、これ。
去年採ってきたマイタケの一部である。解凍していくと、
キノコ採りの専門用語で言うと、「クロフ」の「サワリ」(ほぼ最高級と言うこと(解説は後日))。うまく保存できていれば、極上の味と香りを堪能することが出来るはず。
・・・で、どう調理するかだ。
ポクポクポクポク チ~ン
≪キノコと鶏肉のクリームシチュー≫
下ごしらえと調理の部
ホワイトソース
・牛乳400mlと水1カップに薄力粉大さじ3と顆粒コンソメ小さじ2を加えて、ていねいに溶かす
※小麦粉はダマになりやすいので、ふるい落としてみた(写真参照)
※温度が高いと皮膜が出来てしまい手こずる
・とろみが出るまでかき混ぜながら弱火で熱し続ける
・途中でバター15gを加えました
こんな感じ
※焦げ付き注意!(ホイッパーよりへらがいいと思う)
具材
・ニンジン(1/2)とジャガイモ(2個)は乱切り
※ニンジンは火の通りが悪いので切ってから数分下茹でしました
・タマネギ(1/2)は、くし切り
・鶏もも肉(300g)は、大きめにぶつ切り(お好みでどうぞ)
・以上を、油を敷いた鍋で炒めます
※一通り火を通します、塩コショウも投入(適量)
なんだか、これだけで充分な気がしてきます。けれど、
・マイタケを加えて、一混ぜします
※なるべくマイタケの香りを逃がしたくないから最後にしました
※別のタイミングがあるかもしれない
ここに、
・ホワイトソースを加えて一混ぜ
・風味づけに「溶けるチーズ」を1枚ちぎって入れて、もう一混ぜ
※ちょっと味見。必要に応じて、塩やコショウを加えます。今回は不要でした。
マイタケとチーズ、それにタマネギと鶏肉の風味がいいバランスで絡んでくれました(何と言ってもマイタケの香りが凄い!)。家族からの評判も大変良かったのでひと安心(ホワイトソースがもう少し多くても良かったかな?)。
ああ~、満足!
これから、山に行けなかったり収穫がなくなったりしたときは、こんな楽しみ方が主になるかもしれませんね。今回は、冷凍マイタケに助けられました。
冷凍保存のいい所は、この「即効性」ね。解凍してすぐに調理できてしまいます。
塩漬けや乾燥はそれぞれ優れた保存方法だけど、「即効性」に関しては冷凍保存が一枚上です。
お陰様で、山に行けなかったストレスをしっかりと発散することが出来ました。
・・・この場合、冷凍庫に感謝ですよね。
ありがとう、冷凍庫ちゃん。また、いざという時に助けておくれ。
天気予報と気象情報を見ると、心をくじかれるような容赦ない注意報の山。それでも、降雨予報を見ると、夜明け頃は降水が少なそう。「行きましょう!」車中での着替えを想定して、助手席に装具を準備して眠りにつく。
翌朝(と言うか夜明け前)、起き出してみると、降ってはいるけど大したことなさそうだ。
「よし、出発!」
運転開始から、5分で諦めた。
出発するとすぐに土砂降りになった。ラジオから聞こえてくる情報によると、目的地に大雨と洪水の警報が発令されている。すぐにUターンして帰宅。これからどうするか、一から考え直さねばなるまい。
このぐらいの雨ならかわいげがあるんだけど
「それにしても、良い判断でございましたな。」
「そう思うか、越後屋。」
「僭越ながら、このような状況で無理をしたために取り返しのつかない事になってしまった方を数多く存じ上げております。」
「やはり、無理は禁物かのう。」
「仰せの通り。禁物でございます。命にかかわります。」
「で、いかがした物かのう。せっかくの一日が勿体ない。」
「それでしたらば、お耳を、」
「何?・・・ふむふむ、なるほど。よし、それで行ってみよう!」
越後屋の勧めに従い、台所の食材(山の幸)を調べてみる。 確かに、常備菜を除いた冷蔵庫の食材は切れてしまったが、冷凍庫には、数多くの食材が待機していることに気付いた。その中から選んだのが、これ。
冷凍マイタケ
去年採ってきたマイタケの一部である。解凍していくと、
いいマイタケです
キノコ採りの専門用語で言うと、「クロフ」の「サワリ」(ほぼ最高級と言うこと(解説は後日))。うまく保存できていれば、極上の味と香りを堪能することが出来るはず。
・・・で、どう調理するかだ。
ポクポクポクポク チ~ン
≪キノコと鶏肉のクリームシチュー≫
下ごしらえと調理の部
ホワイトソース
・牛乳400mlと水1カップに薄力粉大さじ3と顆粒コンソメ小さじ2を加えて、ていねいに溶かす
※小麦粉はダマになりやすいので、ふるい落としてみた(写真参照)
冷たい内に溶かす
※温度が高いと皮膜が出来てしまい手こずる
・とろみが出るまでかき混ぜながら弱火で熱し続ける
・途中でバター15gを加えました
こんな感じ
※焦げ付き注意!(ホイッパーよりへらがいいと思う)
具材
・ニンジン(1/2)とジャガイモ(2個)は乱切り
※ニンジンは火の通りが悪いので切ってから数分下茹でしました
・タマネギ(1/2)は、くし切り
・鶏もも肉(300g)は、大きめにぶつ切り(お好みでどうぞ)
・以上を、油を敷いた鍋で炒めます
※一通り火を通します、塩コショウも投入(適量)
なんだか、これだけで充分な気がしてきます。けれど、
・マイタケを加えて、一混ぜします
※なるべくマイタケの香りを逃がしたくないから最後にしました
※別のタイミングがあるかもしれない
ここに、
・ホワイトソースを加えて一混ぜ
・風味づけに「溶けるチーズ」を1枚ちぎって入れて、もう一混ぜ
※ちょっと味見。必要に応じて、塩やコショウを加えます。今回は不要でした。
見た目では鶏肉が目立つんですが
マイタケとチーズ、それにタマネギと鶏肉の風味がいいバランスで絡んでくれました(何と言ってもマイタケの香りが凄い!)。家族からの評判も大変良かったのでひと安心(ホワイトソースがもう少し多くても良かったかな?)。
ああ~、満足!
これから、山に行けなかったり収穫がなくなったりしたときは、こんな楽しみ方が主になるかもしれませんね。今回は、冷凍マイタケに助けられました。
冷凍保存のいい所は、この「即効性」ね。解凍してすぐに調理できてしまいます。
塩漬けや乾燥はそれぞれ優れた保存方法だけど、「即効性」に関しては冷凍保存が一枚上です。
お陰様で、山に行けなかったストレスをしっかりと発散することが出来ました。
・・・この場合、冷凍庫に感謝ですよね。
ありがとう、冷凍庫ちゃん。また、いざという時に助けておくれ。
「ミズ」は残念でしたが、偉大な冷凍庫には、たくさんの宝が眠っているようですね~。まだまだ、たくさんあると思いますので、いろんなお料理、楽しみにしています。
コメントありがとうございます。
おっしゃるように、我が家の冷凍庫には、宝が眠っています。
ただ、保存した本人が冷凍庫に入れると安心してしまうんです。
で、忘れてしまいます(歳だ)。
次に何が出てくるか、本人も分かってませんが、どうぞお楽しみに。