本日は、仕事休み。当然、冬場の生業であるクッキングマタギにもなるんだけど、心配なのが自分の体力。自分の日記を読み返してみると、完全に台所に住み着いている感じ。
雪かきも散歩も、やってるよ。ラジオ体操もやってるよ。だけど、心の中から声が聞こえてくるんですよ。
「もっと動け。春は近づいてるぞ。」
これは、本能の声と言ってよいでしょう。
よし、1年ぶりに出かけてみましょう、クロカンスキーに。
クロカンは、リフト代も駐車料金もかからないお手軽なアウトドアスポーツ。しかも、体力作りだけでなく、バードウォッチングやアニマルトラッキングも楽しめるから、こんなおいしい冬のレジャーはない。
ただし、極寒の新雪期には避けた方がいい。理由は色々あるんだけど、その辺は置いといて、楽しむなら雪が締まってきた今でしょ!
去年使って倉庫にしまっておいたスキーと靴とを車に積んで出発する。天気予報以外は、ろくに考えず、即断即決。ただし、携行用の飲食物は、絶対に忘れません。これは、山の掟。
さあ、クロカンコースに着きましたよ。
すごくよい天気!
ちっちゃい子供たちもたくさん来てました
ゲレンデを離れると静寂の世界
木漏れ日の射す雪原を一人行く
ヤマガラとカケスの声しか聞こえません。そして、青空と白い雲と冷たい風が心地よい。
この雪原の下に沼が隠れています
夏場になると、ジュンサイの採れる沼と緑の広場が広がります。今日は、動物の足跡すら見つかりません。安らかな沈黙がマタギの身を包んでいます。
沼辺の野営場
この山域で2番目に広い沼です。ここまで来ると、5kmほどのコースも終盤です。遥かな沼の対岸で工事をしている音が聞こえてきました。
最後の森に入ったところで、子供たちの一団に会いました。聞いてみると、「中学生です。」とのこと。「景色がきれいだったよ。」と告げてすれ違う。
そして、最後の登り。
ここまで書いてこなかったけれど、今回のツーリングは、去年と勝手が違ったんですよ。上り坂の必殺技、スケーティングがほとんどできない。やろうとすると、バランスが崩れてしまう。
これは、年のせいか。やっぱり、運動不足が祟っているのかもしれない。
そして、下り坂。スキー板がコントロールできない。
去年、何回か通ったけど一度もなかった転倒が、本日は、ニ度も。これは、いよいよ運動不足と体力の低下だ。そう思って、上り切ったところで深呼吸。息が整ったところで慎重に最後の下り坂。
かろうじて転ばずに下り切れたけど、息絶え絶え。下り坂でこれはないでしょう。と思うんだけど、現実にそうなってしまっているんだから、それを受け入れるしかない。何とも情けない状態です。
せっかくの好天なのに、心は曇天。さめざめです。
これは、相当鍛え直さないと、春以降の山遊びは危ないかも。
そう思いながら車に戻ってシューズを脱ごうとしたら分かった。
シューズのソールがべろんべろん
更に、
先端部も、崩壊寸前
こりゃあ酷いわ。真正面に向かう推進動作以外は、荷重できないじゃないの。(スケーティングとプルークがアウト)よく無事に帰り着くことができたってことか。
さて、長年酷使し続けてきたせいか、経年劣化のせいか分からないけど、このシューズは、危険すぎて、もう使えませんね。新しい靴を取り寄せましょう。と思って調べたけれど、製造元はとっくに製造販売を止めていました(天下のAdi●asなんだけど)。中古品もありません。まあ、30年以上前の製品だから仕方あるめえ。
新しい靴とビンディングは、最低必要になりそうです。でも、クロカンは楽しいし止めたくない。
これから、ネットで調べて補充することにします。
用具が整ったら、また遊びに行きましょう。
冬山の神様、その時は、また遊ばせてくださいね。
よろしくお願いします。
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