『海鮮BOX』を美味しく食べ切ることができたところで、A氏とU川流域に山ブドウ採りに出かけた。
例年収穫させていただいている山ブドウの藪は、それほど成長していないか、実りそのものがない感じ。
じゃあ、海抜高度を上げれば、よく実っているかと言えば、それほどでもない。
「月山の方が、よく実っているかなあ。」
などと言いながら山道を下り、A氏が最近見付けたという藪を当たってみる。
潜り込んでみると、
おお、これは!
食べ頃と貴腐葡萄と成長途上が混ざった房
そして、驚きなのは、山ブドウの生育地としては、最も低い場所だということ。
驚きの山ブドウの株
森林の周囲を包むつる植物の群生をマント群落と呼ぶ。
で、山形の場合、低地のマントは『クズ』が形成し、高地では『山ブドウ』が形成する。
言い換えると、温暖な場所はクズで、寒冷な場所は山ブドウというように棲み分けがなされているのだ。
そんな中で、ある意味最も不適な場所の株が、実をたわわにつけているというのは、不思議な現象だ。
「場所のせいかねえ。日当たりかねえ。」
「場所によるのは確かだね。」
ま、理由は追い追い解明していくことにしましょう。
そういうわけで、この株だけで十分に収穫が出来てしまったので、満足。
帰宅して山ブドウの調理にかかる。
即戦力(右)は、1.4kg
例によってジップロックでプチプチ潰し
3回に分けたら、驚くほど簡単に完了
今回は、同量の1.4Ⅼの水を加えて
沸騰しないように20分煮詰めて
冷めるのを待って濾したら、砂糖280gを投入、加熱
エキスがすっかり冷めたら、
保存用のボトルに移していきます
二番煎じも詰めたら3Ⅼ弱になりました
そして、夕食で、
ハンバーグとペアを組んでもらいました
これ、非常に旨い!!!
どこがって言うと、赤ワインになり切っているんです。
肉料理を一口二口楽しんだら、クイッと口に含んで飲むと口中が爽やかに。
口飽きすることなく肉料理を楽しむことができます。
前回との大きな違いは、砂糖の割合ね。
前回は、ブドウと水と砂糖の割合が、5:10:3
今回は、 5:5:1
ブドウが濃い目、甘さ控えめです。
計算すると、糖度としては、最終的に15ぐらいなはずなんだけど、酸度も高いから、いいバランスになったのではないかと思います。
この割合、保存版ですね。
これをベースにして、砂糖の割合を上げればジュースにもなるはずだから、今回の3Ⅼを使って、色々試してみようと思います。
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