夢のようだったキノコ山探訪から2日後、もう一度キノコ山に出かけることにした。
前回、キノコ尽くしのため道半ばで飽和状態になってしまい、訪ねることができなかった領域の様子を確かめたいからだ。
ちょっとインターバルが短すぎるんだけど、夜勤、日勤と続いた後の本日は自由に使える日なので、出かけることにした。ただ、今回は、A氏ともM氏とも日程が合わず、単独行となる。
例によって、日の出の時刻に行動開始できるように出発。
出発前の習慣で天気の概況を確認したが、雨雲は一切なし。しばらくは降り出すこともなさそうだ。気温も、極端に下がっているわけではないので、路面凍結みたいなこともなさそう。ただ、気になるのが『濃霧注意報』。当地では、午前中いっぱい霧に覆われるらしい。
100m先の信号機さえも見えないような状況なので、慎重に運転を続けていったが、ほぼ日の出時刻頃に目的地に到着した。
身支度を整えて森に分け入る。
もうすぐ霧も晴れる
藪でずぶ濡れになりながら、目的の『王様』と『王子様』(木の名前)を目指す。
残念ながら、どちらの木からもナメコの発生はなさそうだった。かろうじて、
老け気味のサワモダシ
サワモダシが生えているぐらいだ。
印象としては、『王様』は、老いすぎてしまい、『王子様』は若すぎるという感じ。これは、仕方がないですね。
周辺の倒木群を見ると、
ナメコは出始め
これは、老けたエノキダケかな
これはダメかもしれないな。そう思いつつも、捜索範囲を広げていくと、
色白ですがナメコです
同じ木の裏側のものは普通の色
おお、ムキタケも出てますね
これは、すぐ下に出てました
なかなかいいじゃない。
この木は、『王様』と『王子様』を守るように位置しているから、『ナイト』と名付けましょう。今後の活躍が楽しみです。
ついでに、
美白のブナシメジも少々
狭い範囲なので、そんなに採れるとは思っていなかったんだけど、新しい木の発見もあったし、それなりに採れて満足することができました。
時間には、まだまだ余裕があります。黄葉・紅葉を楽しみながら山を下ることにしましょう。
「今年の紅葉は・・・」と言われてるけど
なかなかどうして、素晴らしい!
里に近づいてくると
霧が残っていて幻想的
山の神様、本日もありがとうございました。おかげで、秋の山を満喫することができました。
平地まで戻ると、盆地一帯は、まだ霧に包まれていました。 街は目覚めていない感じ。
さっきまで遊んでいた鮮やかな色彩と爽やかな空気の世界は、なんだったんだ。
未だに、異世界に入り込み、彷徨い歩いた末に帰還したみたいな、不思議な感覚に囚われています。
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