一向に暑さが収まる気配のない山形だ。
しかし、昼の散歩だけは続けている。
無理ないコースを、無理なく歩けば、それなりに得るものもある。
一つは、自分の体力維持の一助。
いくら暑くても、無理のない範囲で自分の体を動かすことは、身体の機能維持のために必要だと考えている。
もう一つは、季節の変化を実感すること。
目にはさやかに見えねども・・・ である。
この暑い中でも、生き物たちの世界は、少しずつ変化している、秋に向かって。これを感じ取るのが楽しいんですよ。
これは、先日出会った秋の使者
画像が悪いので、これだけで分かったら、相当なものだと思います。
答えは、アケビです。
いよいよ実り始めたんですね。
日本の国民にとっては、殆どどうでもよい木の実かもしれませんけれど、山形県民にとっては、かなり思い入れの深い山菜です。
知っているという人でも、そのほとんどは、実が熟した時に現れる種の部分を食べたことがあるというぐらいだと思います。
でも、山形県民は、このアケビの皮を食べるんです。
多分、ゴーヤとかピーマンみたいなもので、子供のころからこれを好きだという人は皆無だと思います。
でも、食べ方に、調理の仕方に慣れてくると、なくてはならない一品になってしまうんです。それこそ、
これを食べにゃあ、秋が始まらん!という存在。
謂わば、山形県民のソウルフードの一つです。
たまたま本日、冷凍庫を調査していたら、そのアケビが見つかったので、調理することにしました。
作るのは、アケビの肉みそ炒めという感じかな。 早速行ってみます。
下ごしらえ・調理の部
普通は、アケビを湯がいて水にさらしてアクを抜くのですが、今回のものは、保存前に実施しているので大丈夫みたいです。したがって、まずは、解凍から、
・見たところ、半分に切って半月切りにしたものを湯がいて保存してあります
※自分でやったんだけど、記憶があいまい
・ぬるま湯20分ぐらいで解凍できました
・ひき肉100gほどを準備
・ごま油を敷いたフライパンでひき肉を炒めます
・アケビを加えて、もうひと炒め
※下ごしらえが終わっているので、油が行き渡ればOK
・調味料は、味噌大匙3に、酒1,砂糖は小さじ1と和風出汁少々
※醤油を使う予定でいたけど、最終的に不要と判断しました
・調味料を加えて
・夏場なので、じっくり火を通して(数分間蓋をしました)
・水分があらかた飛ぶまで炒めたら
はい、出来上がり!
これを見て『おいしそう』と思っても、山形県民以外の方は、心の準備をしてから食べた方がいいと思います。アケビの苦みに意表を突かれると思うんです。
慣れているマタギと妻は喜んで食べておりますが、娘は、多分喜ばないと思います。
今回は、2年間保存しておいたアケビを、更に軽くアク抜きしたので、マイルドな味わいになっています。
願わくは、娘が、「あら、アケビって美味しいのね。」なんて感想をちらりとでも言ってくれますように。
まあ、年寄りには美味しいんだから、それでいいんだけどね。
ああ~、8月が終わります。 秋が来ます。
これさえあれば、ご飯やそうめんが無限に食べられるような気がします∞✨✨
これでトロピカルブルーハワイ色の例のアイスゼリーがデザートに出てきたら、かんき(歓喜)のおたけびをあげてしまうでしょうね⤴✨🎶
おいしそうですね。
コメントありがとうございます。
過分なお褒めのお言葉に恐縮しております(ハハハ)。
おっしゃる通り、歓喜の雄叫びを上げたくなりますが、あくまでも『食べ慣れたら』ですので、ご留意下さいネ。
コメントありがとうございます。
『山形だけ』という話は聞いていたんですけど、もしかしたら、山形でも珍しいのか、珍しすぎて、他県の人には話題にしづらいのかもしれませんね。