河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

明石コートダジュール計画 その3

2009年10月09日 | 静かな日常編
明石コートダジュール計画 その3

引越し先は丘の上にあるので理論的には南側の窓から淡路島と海と橋が
見えるはずであった

「3階の部屋は改装がいつ終わるかわかりません。
2階の部屋ならさらにお安くなりますよ」

「安いのに弱いんですよ」

確かに丘の上にあるが頂上を越えた裏側であった
3階部分だけが頂上から上に出ている高さにあり
2階以下は窓を開ければ崖のコンクリート壁が見える絶景である
前回の台風で水没とか埋没はしていないので、まあいいか

しかしバンコクの安い部屋でも月15000円もするのに
日本国内で「マンション」と名が付いて月2万円台とはすごい

「すごい」というのは良い意味か悪い意味か不明である

コメット倶楽部

2009年10月09日 | 静かな日常編
「今度の土曜日、山に行かないか」

「ドンブリアン流星群かい」

「まだ寒くないから寝袋だけ持っていこう
ベンチに寝転んで流星はちょうど真上だ」

「久しぶりにシトロエンでドライブだねえ
でもあの2CVで坂道登れるのかい」

コメット倶楽部の楠山は毎年車を買い替える
ミニ、ワーゲン、ルノーサンク、シトロエン
詳しい車種はわからないがまるで車のカタログだ

「シトロエンは登りは遅いけど
下りはスポーツカーなみなんだぜ
魔法瓶にコメット特製コーヒーを入れて持っていくよ」

「じゃあ僕はハッセルブラッドの望遠レンズ
でも持っていくか」

そんなわけで僕らの天体観測は始まった


ずんだ餅

2009年10月09日 | 静かな日常編
「としこぉ、わしは、ずんだ餅が食いたいんや
今すぐ買うてこい」

「そやかて、おとうちゃん、ずんだ餅て
どこに売ってんのん」

「お菓子やさんや」

「買うてくるさかい、お金ちょうだい」

「金なんかあるかい、うちは貧乏なんや
とにかく、ずんだ餅や」

自分とは何か

2009年10月09日 | 静かな日常編
自分というのは最小ユニットであるが

どこまでが自分の輪郭であるかは定かでない

風呂に12時間くらい入って皮膚がゼラチン化してくると
どこまでが自分でどこからがお湯かわからなくなるし

歯科で麻酔を打たれると
どこまでが自分の顔かわからなくなる

眠りにつくと
どこまでが夢でどこからが外の闇かわからなくなる

というか、そういうことを考えて
どないするねん

そういうことが哲学とか
学問になってるとすればどこか間違っている

そんな暇があるなら
ニンジンを植えたり、サンマを捕ったりするほうが
よっぽど有意義な気がする

といいながら
考え込む台風通過後の秋の夜長である