「結局、ドンブリアン流星もあまり見えなかったなあ」
「見えただけでも幸福だよ。
じゃあ、懐かしのフォーク集でもかけて帰るとするか」
♪イムジン川水清く~♪
「これ知ってるよ。パッチギの曲だろ」
「おまえは未来人か、パッチギと沢尻エリカが登場するのはまだ未来だぜ」
「シトロエンって下りは速いっていってたよな
何キロくらい出るんだい」
「そうだな、次の直線でヘアピンまでブレーキをかけなければ
時速200kmは出るよ」
「じゃあ試してみてよ」
「でもブレーキかけないとそのまま谷底だぜ
じゃあ、行くよ」
ひゅるひゅるひゅる
エンジンを切ったシトロエンは加速していった
「うわーーーーーー」
車はガードレールを越え宙に飛んだ
カーステレオは2曲目を流していた
♪おらは死んじまっただ~♪
♪天国良いとこ一度はおいで、酒はうまいしねえちゃんはきれいだ♪
中空に白髪の老人が現れた
「なあおまえまだそんなことばっかりやってるんでっか
ほなら出てゆけ~」
気が付いた時、シトロエンは崖の直前で止まっていた
「ふうーーーーーびっくりした」
「なんか時間が止まったみたいだったな」
夜明けの光にふもとの景色が浮かびあがってきた
「あれ、淡路島まで大きな橋が出来てるよ
それに異人館がだいぶ減ってるし」
「俺たちタイムワープしたみたいだぜ」
「運よく命拾いしたみたいだね」
「じゃあ、運が続くまでこの未来を生きてみるとするか」
ぶるぶるん
エンジンのかかったシトロエンはゆっくりと坂を下っていった
「見えただけでも幸福だよ。
じゃあ、懐かしのフォーク集でもかけて帰るとするか」
♪イムジン川水清く~♪
「これ知ってるよ。パッチギの曲だろ」
「おまえは未来人か、パッチギと沢尻エリカが登場するのはまだ未来だぜ」
「シトロエンって下りは速いっていってたよな
何キロくらい出るんだい」
「そうだな、次の直線でヘアピンまでブレーキをかけなければ
時速200kmは出るよ」
「じゃあ試してみてよ」
「でもブレーキかけないとそのまま谷底だぜ
じゃあ、行くよ」
ひゅるひゅるひゅる
エンジンを切ったシトロエンは加速していった
「うわーーーーーー」
車はガードレールを越え宙に飛んだ
カーステレオは2曲目を流していた
♪おらは死んじまっただ~♪
♪天国良いとこ一度はおいで、酒はうまいしねえちゃんはきれいだ♪
中空に白髪の老人が現れた
「なあおまえまだそんなことばっかりやってるんでっか
ほなら出てゆけ~」
気が付いた時、シトロエンは崖の直前で止まっていた
「ふうーーーーーびっくりした」
「なんか時間が止まったみたいだったな」
夜明けの光にふもとの景色が浮かびあがってきた
「あれ、淡路島まで大きな橋が出来てるよ
それに異人館がだいぶ減ってるし」
「俺たちタイムワープしたみたいだぜ」
「運よく命拾いしたみたいだね」
「じゃあ、運が続くまでこの未来を生きてみるとするか」
ぶるぶるん
エンジンのかかったシトロエンはゆっくりと坂を下っていった