結局、私鉄沿線の四畳半の木造アパートに住もうと、六本木ヒルズに住もうと、
南極に住もうと、タイに住もうと同じである。
ぽこっと生まれ出てきたのが日本ならば、それでいいし、
ぽこっと生まれてから、ぱたんと死ぬまで、どうせ、世界は長くて80年程度の幻覚
であるからして、それをすべて変わらない本物と信じて生きるもよし
どうせ幻覚なら、よりおもしろい幻覚を楽しむような夢見力みたいなものを
身に付けるもよし
パソコンも人間もほとんど変わりがないし
自分自身が本当はどうやって動いてるのかを知ってる科学者もいないし
3年使ったハードディスクがカッタンカッタンいいだすのも
中高年のヒザがカックンカックンしだすのも同じである
問題はどうやって「おもろい夢を見続けるか」である
これがなかなかむずかしい
しかし、うるさいなあ、近頃の欧米の若者はデリカシーちゅうもんがないんか
ドアはばたんばたん閉めるし(ドア木製やし)、音楽はうるさいし
しかしちゃんと12時過ぎると静かになるのは行儀がいいのでなんか不思議である
なんか礼儀正しい暴走族みたいである
そういえば、昨日、ガイドさんに引率されて地下鉄に乗る、
欧米系パンク系ファッションの団体がいた
ガイドさんを先頭に、とんがった赤色の頭やイレズミを入れまくった若者が
行儀良く並んで歩いてるのが不思議な光景だった