河童アオミドロの断捨離世界図鑑

ザスドラス博士の弟子の河童アオミドロの格安貧困魂救済ブログ。

ケルトの十字架

2010年04月10日 | イギリス・アイルランド
これがケルトの十字架だ

ケルトの墓場に埋まってるお骨を上から踏んでまわったせいか
翌日から風邪がぴたっと治ってしまった
そして、鏡をみると額から細くて白い毛がびよーんと伸びていた
仏様の額にあるウズマキと同じものである
仏様はこの毛をぐるぐるウズマキにして額に収めているらしい

やっとまともにグレンダーロッホに向かう

2010年04月10日 | イギリス・アイルランド
BRAY駅到着

ここからだとグレンダーロッホまでタクシーで片道30分くらい
見学時間30分として75ユーロで貸切タクシーとなる
貧乏人には高いけどしかたない

運転手さんも気のいい人で
「エンヤはいいねえ車にCD3枚置いてるよ
すぐ眠くなってきて最高だよ」

(運転手が寝たらあかんやろ)
と関西風つっこみをいれようと思ったが、和文英訳が間に合わなかった

ウィックロウ駅到着

2010年04月10日 | イギリス・アイルランド
ウィックロウ駅

コノリー駅から1時間ほど(不正確)だったかでウィックロウ駅に着く
改札機も無いし、何も無い駅である
バスもタクシーもいない
駅員さんに聞と、タクシー会社に電話で聞いてくれて

「グレンダーロッホまではものすごく遠いし、タクシーだと高い、往復で90ユーロくらいかかる。しかも、駅に戻ってきても終電に間に合わないだろう」

「しかし、別の方法がある。BRAYの駅まで戻り、そこからならタクシーでも行けるだろう
帰りの電車も大丈夫だ」

なんじゃそりゃ、グレンダーロッホに行くのはBRAY(ブレイ)駅に行けばいいのか

こういう駅員さんが人の鏡である

結局、プロ意識のある人と無い人は半々くらい?いて
プロ意識のある人に当たれば良し
医者でも同じことで、プロ意識の無い医者に当たったもんなら
軽い病気でもその日に絶命ということもありえる

プロ意識というよりは前の記事から続くが、個人の資質・特性みたいなもんと思う

帽子屋はここでも感慨にふけるのだった


 

グレンダーロッホへ向かう

2010年04月10日 | イギリス・アイルランド
コノリー駅

グレンダーロッホって何か良く知らないまま向かう

今まで旅が順調に進行しているのが読者も怪しいとは思わないか?
そうだろう
ようやくトラブルに遭遇するラッキーチャンスが来たのだ

なにげなく手元にあったパンフレットを見ると
「鉄道ツアー、グレンダーロッホ半日ツアー、月曜~土曜12時出発 37ユーロ」
時計を見ると10時半
走るか、タクシーで駅まで行けば間に合いそうである
タクシーで駅まで行きインフォメーションで

「このツアーチケットここで売ってますか」

「道路の向こうの旅行会社で売ってるよ」

時計を見ると11時半である
旅行会社のドアは閉まっていた
インターホンで

「グレンダロッホのツアーチケット買いたい」
と言うと
中から、なんか、モンティパイソンの登場人物のような
あやしいオーラを発散させている社員が出てきた

「このツアーはノットランだ」

「なんでやねん、今月は中止なんか」

「いや、いや、わかった、わかった
駅のインフォメーションに11時45分に待っていてくれ
私が必ずや君を見つけてツアーをスタートさせる
今日のツアー参加者は君だけだ」

名前も書かず、引換券も発行せず
この時点でかなりの怪しさ満点だったが

結局12時10分まで待ったがヤツは来なかった
このまま、引き下がるのも、「ナメクジの帽子屋」の異名を持つわしとしてはくやしい

再び旅行会社に行き、インターホンに
「おまえはそこに居るんだろう」
と言う

すると、中から、頭を抱えながらオーバーアクションで
「すまない、ツアーはキャンセルになってしまった
君は日本から来たのか、じゃ、日本語でこれでサヨナラだ」

「おまえ、ちょっと待て、じゃあ、自分で行くから、行き方を説明しろ
45分に駅に来るといったのはおまえのほうだぞ
キャンセルならおまえから駅まで言いにこいよ」

「説明って、英語でか? 13:00に列車が出るから
それでウィックロウまで行け。それだけだ。
列車だ、ポッポーだ、わかるか
電話対応がいそがしいから、これでサヨナラだ」

とジェスチャー付きで答える
完全に日本人というか非英語圏人種を馬鹿にしとる態度である

「その電話が終わるまで待っててやるから、それから説明しろ」

と言って事務所の中に入り電話対応が終わるまで凝視する
やつもちょっとあせっていたので
いやがらせはこの程度で帰ろうかと思ったが
次に言った言葉が

「行き方は街の旅行会社で聞いてくれ、私は何も知らない」

「おまえの会社は旅行会社と違うのか」

これ以上の和文英訳の語彙が無かったのと電車の時間に遅れるので
切り上げたが

英語の通じないツアー客一人くらい放置しておいても
苦情を言いにこないだろうと無視していたのに違いない

帽子屋は三重人格なので英語でケンカする人格がたまに現れる

結局いつも思うのだが、国や人種や会社とかには無関係で、その人個人の
資質というか人徳というか、そういうもので物事は決まっていると思う

広島・長崎に原爆を落としたパイロットが個人の意思でスイッチを押さなければ
歴史は変わっていたわけで、JRの運転士が5分遅れても大丈夫じゃんとカーブで
減速していれば大事故にはならなかったはずだ。

国会や会社の会議や規則からは何も生まれない
個人ひとりの作りたくてしょうがない情熱とか
人を助けたくてどうしようもない衝動から
ケルズの書が出来たり、マザーテレサのような人が出てきたり
iPodが出来たりするのだと思う

帽子屋は再び感慨にふけったのだった