えりも町郷土資料館ほろいずみ水産の館のBlogです。

襟裳岬やえりもの様子や資料館ほろいずみの活動を紹介しています。

様似山道にお邪魔しました。

2016年06月15日 18時09分20秒 | 猿留山道(さるるさんどう、saruru-mountainpath)
えりも町にある猿留山道と一緒に作られた様似山道。寛政十一年(1799)に造られた、蝦夷地初の江戸幕府による官製道路です。



エゾシカの影響でしょうか、林床は何もない!



今回は時間もなかったので、山中から入りました。
帰りの際、降りるコースを行き過ぎましたが大きな波音で気づかされました。

(中岡利泰)

箱枕

2016年06月15日 13時10分34秒 | 郷土資料
暖かかったり肌寒かったりしていますが、皆さん体調はどうですか?

体調管理で大事はバランスの良い食事と適度な運動、そして質の良い睡眠です(-.-)Zzz…

睡眠といえば大事なのは枕!

合わない枕は頭痛や肩こり、いびきなど、熟睡できない原因といわれています。

現在はパイプや低反発やフェザーなど、好みに合わせて選び放題の枕。

ですが、明治初期くらいまではこんなものを使用していました(゜▽゜*)

時代劇で見たことのある方も多いでしょう。そう、「箱枕」です。

上に小枕というくくりを和紙に包んだものが載っており、底の部分が湾曲し左右に揺れ動くので、寝返りがしやすくなっています。

が、実はこれ、頭に当てるのではなく、首筋に当てて使用します。

なぜなら明治時代に断髪令がでるまでは、男女とも髷を結っていたからです。

枕に頭を乗せてしまうと、髷がつぶれてしまうんですね。

断髪令以後、使用する男性は減り、日本髪を結う女性が主に使用していました。

ちなみに……自分の髪で日本髷を結う「舞妓」さんは、現在でも箱枕を使用しているそうですよ!Σ( ̄□ ̄;)

(幌岩京子)