朝の9時から夕方5時まで、衆院予算委員会の審議を眺めていた。
やはり審議の多くは、震災や原発事故であった。
新しいテーマではないので、さほどの紛糾はなかった。
ただ幾人かは、首をかしげたくなる大臣もいた。
筆頭は法務大臣。内閣の方針と異なる見解を披瀝し、周囲を困らせていた。
その一つは「死刑の執行について」であった。どうやら死刑制度に反対らしく、死刑執行の命令はしないような口ぶりであった。明らかに「現行法」に対する不服従であり、もしそうであれば、そのような大臣を任命した野田総理の任命責任となる。
米軍再編成による岩国基地の使用方法についても反対の様子で、その点では、普天間基地の解決案にも異論がありそうである。
質疑の中で興奮して答弁し、議長にたしなめられる場面もあった。
私にとっては、「今後が楽しめる大臣」を得た感じである。