昨日、品川駅の近辺で、昔の仲間たちと年に一度の会合をもった。
会合の名は「大汐会」。今年は39回であった。
若き時代のある一時期、同じ職場で仕事をした仲間だ。高度成長期の緊張と多忙と喧噪の中に身を置き、めちゃくちゃに働かされた時代だった。だから戦友たちの集まりめいてしまう。
集まりはじめた当初は、50名近いメンバー数だったが、昨日の出席者は18名。幾人かは他界し、幾人かは離れていった。
メンバーのほとんどはすでに職を離れている。つまり年金生活者だ。
そのせいか、すこぶる元気がいい。大いに呑み食らい、大いに語っていた。
一人ひとりの近況報告があった。一年間の思いをぶちまけるので、幹事の指示どおりには運べない。みんなおしゃべり好きな老人となってしまうのだ。
もっとも多くのメンバーは、自分を老人とは思っていない。まだまだ闊達な壮年と思っている。そのせいか、孫の話はまったく出ない。
酒量が衰えていないことも驚きだった。特に「日本酒派」はよく呑んでいた。昔の仲間と会ったので、昔の酒量に戻ったのだろうか。
二次会を避ける我が身の衰えが口惜しい。
青蔦や四五日癒えぬ肩の凝り 鵯 一平
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