新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

果てはひとり

2013年03月26日 09時06分00秒 | 写真俳句・エッセー

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 昨日は朝から雨っぽい感じの日でした。

 反面、今日の日差しは暖かい。しかし、風が冷たいようです。

 お花見の日和も、今日あたりまでなのでしょうか。

 若さがあれば、花見の宴へと繰り出すでしょうが、今の私には、そのような気力はありません。

 あの若かりし頃、座のみんながシートを被って雨をしのぎ、ワイワイ騒いだこともありました。

 バブルが弾ける前でしたから、懐の中身には頓着せずに、お互いに煽り合って高揚していたのですね。あのような雰囲気が、バブルを再生産していたのでしょうか。

 バブルの最盛期と言っても、正直なところ、わが財布はさほど膨らんではいませんでした。

 にもかかわらず、「世界第二位の経済大国」というムードに、知らず知らずに踊らされ、分不相応な放埒を働いていたような感じがします。

 病魔に取り憑かれたのも、むべなるかなと得心している次第。

 しかし、今になってなお、深く反省しているとは言いがたい私がいます。遠くに薄くかかった虹を見た感じは確かでしたから。

 もはやあの高揚感を取り戻すことはできませんね。

  花の宴やがて一人となりにけり  鵯 一平

 

コメント (2)
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