新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

戦争の話

2018年11月12日 07時41分22秒 | 写真と俳句

 昨日はほどよい気温だった。午前中、カメラを持って外出。

 私の散歩コースに、家庭菜園の一角がある。幾人かの姿があった。

 私と同年配らしい男性が、大根の収穫をしていた、大根を撮らせてもらうことにした。

 それはそれとして快諾してもらったが、あっさり「ハイさようなら」とはならなかった。

 顔見知りでもないのに、「菊の花を持って行け」とか、「大根や人参を持って行け」など、様々な好意を示された。「これから出かけるので……」と、固辞することにした。

 当の御仁は話相手が欲しかったのだ。私の年配を見極め、先の戦争の話になった。  

 少年航空隊の隊員だったらしい御仁は、意気盛んだった当時を懐かしそうに語った。日頃はそのような話が出来ずにいるらしい。あの戦争は、遠い歴史上の一コマになってしまったのだ。御仁の胸中に、私は強い共感を覚えた。

   戦争の話に弾み冬ぬくし   ひよどり 一平

  (せんそうのはなしにはずみふゆぬくし)

  

コメント (4)
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