新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

何かが消える

2019年07月20日 06時53分53秒 | 写真と俳句

   月見草咲くたび夢の消ゆるなり   ひよどり 一平

  (つきみそうさくたびゆめのきゆるなり)

   ・・・・・・・

 以下、俳句とは関係なしの記事です。

 久しぶりに山本周五郎の「樅ノ木は残った」を読んだ。

 「大衆文芸」と揶揄するムキはあるだろうが、私は愛読者だ。

 すでに幾度となくも読んでいるが、その都度新しい感動を得ている。

 伊達騒動に材を得たチャンバラものかもしれないが、私は読むたびに、原田甲斐の物語の上の生きざまによって、すっかり叩きのめされるのだ。

 叩きのめされるために、幾度となく「樅ノ木は残った」を読むのだから、妙なことかもしれぬ。

 私のようなグータラには効き目があるのだ。

コメント (1)
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