寒鯉に睨めつけらるる謂われ無し ひよどり 一平
(かんこいにねめつけらるるいわれなし)
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過日の新宿御苑。暖かい日であった。
真鯉が悠々と泳いでいた。池に人影が射すと、そのほうへ泳ぎ寄っていく。獰猛な顔付をしていて、親しめない。
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その後、急に寒くなった。お陰で体調が崩れそうだ。
さほど無理をしたつもりはないのだが、腕や腰が痛い。痛いのは骨なのか筋肉なのか分らないが、不愉快な鈍痛だ。
つい悲観的な思考が頭をもたげたりする。ヤツらは此方の心の隙を狙っているのだ。