さあ、飛ぼうぜ！

　中国四川省で大きな地震があったようだ。

　死者が７０００人以上になるとの報道が,中国国営の新華社通信よってなされた。

　オリンピックを前にして、また大きな課題を背負ったことになる。

　チベット人も多く住んでいる地域らしいので、中国政府の対応も難しい。

　ミヤンマー政府の悪例もある。中国政府のオープンな報道と救援の受け入れが望まれる。

　日本政界の踏ん切りの悪さにも、ほとほと呆れかえった。

　プロの政治屋の考えること、よもや間違わないと思っていたが、なかなか前進しない。

　決まったのは、中国からパンダを借りる話くらい。

　パンダの借り入れについては、東京都は渋っているらしい。

　年に１億円もの借り賃を払うのでは、採算があうとか合わないとか。

　外務省も余分なことをしたものだ。

　道路特定財源だって、決まったわけではない。先へ延ばしただけだ。

　一般財源化するというなら、早く閣議決定をすればいいではないか。

　野党に足元を見られていて、みっともないこと夥しい。

　きっと自民党内に強い反対論があるので、福田さんでは押し切れないのだろう。

　浮いた年金５０００万件だって、すっきりするはずはない。

　分からないものは、今さらどうこねくってみても分からないのだ。

　国民に早く詫びを入れて、次の対策に移ったほうがいい。

　その代わり、官僚の責任をさかのぼって追及するのは当然のこと！

　後期高齢者医療制度は悪法だ。

　政治家や官僚機構にメスを入れずに、弱そうなところから金を召し上げようとしているだけではないか。

　財政逼迫については理解できる。高齢者の負担増も仕方がなかろう。

　しかし、それを強要する前に、削るべきところがあるはず。

　説明不足という弁解だけで通る話ではない。

  順番を間違えれば、どんないい方策でも悪法となる。国民の理解は得られない。

　野党の対応も腰がふらついている。

　選挙対策だけを考えているので、問責決議案も出せない。

　いつ出すのが一番選挙に有利か。それが野党の本音。

　問責する理由があるなら、国民のためにも早く対処すべきなのだ。

　この話、きっと古証文の出し遅れになるに違いない。

　写真はタンポポの綿毛。

　多くは飛び去ったが、まだ残っている綿毛もある。

　仲間内で手をつなぎ、飛ばずにいる。

　都合のいい風を待っていたら、飛び損ねるぞ。

　そのような逡巡は、まるで政治屋だぜ。大好きなタンポポだけに、英断を奨めたい。

　さあ、飛ぼうぜ！

　

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