思うところがあって、今日は記事を二つ書いております。
お時間の許す方は、よろしくお付き合いをお願いします。
ある工場の話。
ここのところその工場は、失敗や事故が続いていた。
誰が考えても、うんざりするような状況に陥っていた。志気も低下している。
そんなときは、何をやってもうまく行かない。
当然の ことだが、重大な事態との認識のもと、社長の大号令がかかった。
「失敗や事故をゼロにしろ!」 当たり前のことだ。
原因を探り対策を考え、再発防止策を推進するため、対策担当の重役が指名された。
失敗や事故には、原因がある。原因があるから失敗や事故が起きるのだ。
直ちに担当重役が調査に入った。
そこで分かったことがある。過去の失敗や事故に学び、すでに対策はできていた。いまさら検討するまでもなかったのだ。
ところがその工場では、その対策を実行してはいなかった。いや、かつては実行していたのだが、現在は実行していなかった。
つまり、「のど元過ぎれば、熱さ忘れる」の感じもあった。多忙すぎていたので、その対策までは手が回らなかったのだ。
こんどは担当重役が激怒した。
「なぜ実行しなかったのだ!」
工場長以下の者たちは、黙って首をうなだれた。反論の余地はなかった。実行していなかったことは事実なのだ。「実行できなかった理由」など、いまさら言えない。
「多忙すぎて手が回らなかったのです」だなんて、とても言える雰囲気ではなかった。
工場長たちは、叱られるだけ叱られた。
こんな状態に陥る前、工場長にはなすべきことがあったはずだ。
多忙という理由があっても、事故や失敗の対策をおろそかにしてはいけなかった。
現在の陣容ではどうしてもできないなら、その旨を明確に申し出るべきだった。体制強化の必要性を、もっともっと大声で叫ぶべきであった。それが工場長の大きな仕事の一つだった。
「やらなければいけないことは、とっくにわかっていたよ。だけど、こんな体制ではできっこないじゃないか!」
このセリフは、事前に言うから意味がある。後出しでは逃げ口上にもならない。
一方。担当重役にしても、工場長の苦衷を事前に察知すべきであったことは言うまでもない。
その工場では、現在、シャカリキになって「やるべきこと」の実行に取り組んでいるようだ。
しかし、下がった志気や技能の向上には時間がかかる。
工場内の全員が、死に物狂いにならなければ、再生は覚束ない。仮に足並みを乱す者がいたら、横へはじき飛ばしてでも、進まねばなるまい。
こんなことは、会社でも工場でも同じだ。
家庭生活にも当てはまる。
「やるべきだとは知っていたよ。だけど、オレ一人ではできっこないじゃないか。だからやらなかったんだ」
こんなセリフは通用しない。
やるべきことを知っていたなら、それをどうして実行するかを考えないと、知っていたことの意味はない。
今日の写真は、今年になって初めてのコスモス。なんとなく頼りない。
昨年も、満足できるコスモスには会えなかった。台風のせいと言われた。
コスモスの本番は9月以降だ。期待して待つことにしよう。
少し長いブログでした。
今日の日付けで、もう一つのブログを書いております。
よろしければ、そちらもお目通しくださいませ。
← お読み頂きありがとうございました。
ポチッと応援クリックをお願いします。
励みになります。
リンクありがとうございます。
ご紹介文まで載せていただいて恐縮しています。
このようなことは わが身に振り返っても 多々あること
耳の痛いお話です。
時間があまりありませぬ
精一杯生きなければね・・・。
言い聞かせ言い聞かせ されど動かず
このところ 気のレベルが落ち込んでいます。
弾き飛ばして進め!
激をいただいたようですわ。
早いですね、もうコスモスが咲いているんですね
明日から7月です、いろんな物が値上がりします、
節約しないと と解かっていてもなかなか出来ない
しようと言う気持ちより実行が大事ですよね!
解っていても、ずるずる伸ばしにしてしまったり、面倒だったり、・・・転ばぬ先の杖じゃなく転んであわてる・・・
一度で懲りれば良いのですが、懲りない。
そして後悔するはめに・・とてもとても耳の痛~いおはなしです。
コスモスもう咲いていましたか、コスモス好きな花です。優しげで実は強いんですよね。コスモスのように生きられれば・・・
世の中、いろいろなことがあります。
残された時間、人それぞれでしょうが、一般的には予測できないのが悔しいですね。
私の周りでもいい訳が多すぎます。
はじき飛ばすのは難しい面がありますね。
コスモスが2カ所で咲いておりました。
どちらのコスモスも、頼りなく、か弱すぎる感じです。
季節がはやいせいでしょうか。
値上がりには困りました。
いまのところ、対策は買わないだけ、食べないだけ。
つらいですね。
今年のコスモスはいかにもか弱そうです。
2カ所で咲いていたのですが、どちらも、今のところはダメです。
転ばぬ先の杖は難しい。
しかし、一度転んだら二度と転ばぬようにしたいですね。
ひどい人は、同じところで、二度も三度も転んでいます。
私も、人のことは言えません。
わかっていても 現実の忙しさという理由でかまけてしまう人間の弱さですね
けれど事故になるとそれはまた違いますね 大小かまわずに
やはり慣れと「のど元過ぎれば、熱さ忘れる」に流されますね
一度甘い流れを味わったものはもとの厳しさに戻るのはそれ相当の覚悟がいるものですね
専業主婦していた私はその厳しさがどこまでわかっているものか・・・
口先だけかも知れません
安全の問題は、専業主婦の方でも、同じかもしれません。
知り合いの主婦の方の話。
先日、子供を自転車に乗せてお医者へ行くとき、子供の足が車輪のスポークに挟まって怪我をしたそうです。
子供を乗せる時とは違う自転車だったようです。
危険を知っていながら、「つい、うっかり」やってしまう危険行動には、絶えず気を使いたいものですね。