天国へ続く道の辺稲の花 ひよどり 一平
まだまだ、「暑い、暑い」という声もあるが、私にとっては凌ぎやすい日の到来だ。
ただ、雨っぽい日が多く、つい出不精になってしまう。
明日の昼間も雨なのだとか。
なにごとぞ秋の鴉の枝移り ひよどり 一平
この鴉、レンズを向けると、ちょんちょんと枝移り。
いやーな気分です。
なにしろ鴉は賢いからなァ~
私は片づけが大の苦手。かなりの時間を費やしても片づかない。
本の整理にしても同じ。
よくしたもので、多少の部屋の乱れは気にならない。むしろ安心感がある。
しかし、誰かが来たらどうするかという感情は残っている。
そのような段階になって初めて、「本の片付けをしなくてはなぁ」と思うのだ。
もはや、「億劫」とか「横着」の段階を越えています。
かなかなや崩して積みし本の山 ひよどり 一平
スッキリしない日が続いていて鬱陶しい。
ここのところ、珍しいほど日照時間が短いのだそうだ。
農産物への影響が取り沙汰されているとか。なんとも景気の悪い話です。
朝顔や長雨に倦むぼんのくぼ ひよどり 一平
狗尾草(えのころ草、えのこ草、猫じゃらし)は、日本全土の荒地に生えている雑草。
高さ20センチ~70センチの一年草で、8月~10月ごろ、茎の先端に3~6センチほどの穂が出る。
その穂から子犬の尾を連想してエノコログサと言われたり、猫が戯れることからネコジャラシと言われたりもしている。
戌年であるせいか私はこの草がとても好きで、道端で見かけるとよくシャッターを切っている。
また句材としても馴染みやすく、下手は下手なりに時折は登場してもらっている。
写真はまだまだ青さが残っているが、秋が深まるにつれて金色になり、一段と風情が出る。
問い詰めて得るもののなしえのこ草 ひよどり 一平
何もないのに、そんな問い詰めかたは可哀想じゃないか!
おっと、とんだ時間になってしまった。もう寝よう!