水澄むやなんとおのれのこんな顔 ひよどり 一平
(みずすむやなんとおのれのこんなかお)
・・・・・・・・・・・
もともとひどい顔なのだから、格好よく映るはずがないのです。
ひどい顔であっても、なんとか映そうとしている水の努力に感謝です。
水澄むやなんとおのれのこんな顔 ひよどり 一平
(みずすむやなんとおのれのこんなかお)
・・・・・・・・・・・
もともとひどい顔なのだから、格好よく映るはずがないのです。
ひどい顔であっても、なんとか映そうとしている水の努力に感謝です。
露草や是非に逢ひたき人のあり ひよどり 一平
(つゆくさやぜひにあいたきひとのあり)
・・・・・・・・・
ここのところ、多忙な日が続いております。
その半ば以上は、自分で作った多忙さなので、自業自得というもの。
考えようによれば、「動けるうちが華」なのかもしれませんね。
と思いながら、動き回ろうと思っています。
まるで「業」めいています。
吾亦紅それぞれ咲いて交わらず ひよどり 一平
(われもこうそれぞれさいてまじわらず)
・・・・・・・・・・・
吾亦紅って、ひょっとしたら、勝手過ぎるんだよね。
朝顔の薄紫が破れ垣 ひよどり 一平
(あさがおのうすむらさきがやぶれがき)
・・・・・・・・・
誰が育てているのか知りませんが、壊れかかった垣で朝顔が咲き始めました。
赤でなく藍でなく、やや諦めたような薄紫なので、少し哀れ・・・。
やはりこの色の花は、捨て置かれた環境でこそ目立つのかもしれません。
・・・・・・・・・
夕刊によれば、アメリカは台湾へF16戦闘機を66機売却するとか。
台湾の帰属を巡っては、米中やその他の国の思惑もありそうだから、新たなギクシャクのタネになりそうだ。
尖閣諸島という悩み事を抱えている我が国としても、大いに関心のあるところだ。
露の世の露のちからにすがりたし ひよどり 一平
(つゆのよのつゆのちからにすがりたし)
・・・・・・・・・
明日をも知れぬ今を生きているのに、その今をぞんざいに使っていないか?
時折、そんなことを思うことがある。
しかし、人間というヤツ、さまざまなイキサツを背負って生きているので、そんなイキサツに押しつぶされて、大切なものを見失ってしまうのだ。
そんなときこそ、なんとも頼りない露のちからにでも縋りましょうか。
・・・・・・・・・・・
今朝、送り火を焚き、仏さまがお帰りになった。
息子も孫もいなかったから、寂しい送り火だった。
「また、来年もお待ちしております」
「まだまだ暑いですから、お身体には十分に気を付けてください」
そんなことを呟きながら、送り火を焚いた。
来年までは元気でいようと、心からそう思った。