人間は嫌いなりけり葱坊主 ひよどり 一平
(にんげんはきらいなりけりねぎぼうず)
・・・・・・・
私は葱坊主が好きだ。
なんとなく田舎の親父臭く、その上胡散臭くて、一癖も二癖もありそうだ。
ところが聞くところによると、葱坊主のほうは、人間が嫌いらしい。
なぜ人間が嫌いなのか、私には理由が判らない。
人間の中でも、親父と言われる部類のタイプが嫌いらしい。
人間は嫌いなりけり葱坊主 ひよどり 一平
(にんげんはきらいなりけりねぎぼうず)
・・・・・・・
私は葱坊主が好きだ。
なんとなく田舎の親父臭く、その上胡散臭くて、一癖も二癖もありそうだ。
ところが聞くところによると、葱坊主のほうは、人間が嫌いらしい。
なぜ人間が嫌いなのか、私には理由が判らない。
人間の中でも、親父と言われる部類のタイプが嫌いらしい。
櫱の虫に喰われてゐたりけり ひよどり 一平
(ひこばえのむしにくわれてゐたりけり)
・・・・・・・
今日のブログはこんな句になってしまった。当たり前過ぎて、気に入らない。
驚きも感動もない。
・・・・・・・
言うのも恥ずかしいのだが、疲れているようだ。
今日はこれにて店仕舞い。
春愁の遊具に子等の姿なし 一平
(しゅんしゅうのゆうぐにこらのすがたなし)
・・・・・・・
桜の喧騒がさって、公園もほっと一息。
この春は、比較的桜の花とも親しんだような気がする。
もちろん、写真の出来栄えとは関りがない。
・・・・・・・
昼頃から、雨が降って来た。
植物にとってはなによりのことかも知れないが、出不精な私にとっても、外出しない口実が増えた。
「一人カラオケ」を思い立って出かけた。
得点に拘って歌ったのだが、思うほどの得点は得られなかった。
久し振りのことなので、やむを得ない。
わがノドの実力が衰えたのかもしれぬとも思った。
世の中、万事そのようなものだ。年齢には勝てない。
マイナス思考で言っているのではない。世の中の道理だ。
すかんぽやBー29がやって来た ひよどり 一平
・・・・・・・
日本が太平洋戦争に敗けた昭和20年の夏、私の故郷あたりでは、B-29が日常語だった。
B-29とは、アメリカ軍の長距離爆撃機で、夜昼なく、日本の空にやってきていた。私が生まれた町も、この飛行機による焼夷弾攻撃によって、丸焼けになったのだ。
こんな俳句とも言えぬ五七五を作るのも、私の頭の中にウクライナの惨状があってのこと。早く決着を付けて欲しいと切に願っている。
紫木蓮はらりと吐息漏らしけり ひよどり 一平
(しもくれんはらりとといきもらしけり)
・・・・・・・
紫木蓮を見ると、少なくても、応援歌を歌っているようには見えない。
人知れず漏らす静かな吐息のほうが似合っている。
だから、つい、こんな句になってしまった。
健康的な句ではないかもしれないな。