田んぼに水が入り、田植えが終わり、
カエルの合唱が始まる5月下旬。
今年もホタルの季節。
ウチの近くを流れる小さな川は、
有名ではないが、ホタルスポットだ。
今年も薄黄緑の小さな明かりが小川の周りを飛び回る。
パッと見で20~30匹はいる…いや、もっといる。
雨降り前の湿度の高い夜…
こんな日は手を伸ばせば指先に止まってくれるほど
身近に可愛い光が集まってくれる。
この小川はその昔の『郡境』。だから『境川』という。
小川の東は『野洲郡』で、西が『栗太郡』。
今は『市町村』が大きくなり、郡なんて言葉は住所に辛うじて残るのみ。
野洲と栗東がそれぞれ市になってしまった今となっては、
野洲郡と栗太郡は住所の中からも消えてしまったが…。
その昔は『郡』という行政単位が存在し、大きな街だけが『市』になれた。
町の連合体である『郡』と大きな『市』は同等の扱いだった。
今で言う『県』と『政令指定都市』の関係に似ている。
この川を境にして対峙する水利の問題があったのだろうと、
名前を聞いて容易に想像できる。
野洲郡側は野洲郡鎮座・小津神社、栗太郡側は栗太郡鎮座・印岐志呂神社、
ともに県社格の立派な神社が浜街道沿いにどっしりと構える。
ホタルは川をまたいで飛び回る。
世の中の騒動は関係ない。
そんな小さなこと…。
彼らの点滅はそう思わせてくれる。
なんとも優しいこと。
カエルの合唱が始まる5月下旬。
今年もホタルの季節。
ウチの近くを流れる小さな川は、
有名ではないが、ホタルスポットだ。
今年も薄黄緑の小さな明かりが小川の周りを飛び回る。
パッと見で20~30匹はいる…いや、もっといる。
雨降り前の湿度の高い夜…
こんな日は手を伸ばせば指先に止まってくれるほど
身近に可愛い光が集まってくれる。
この小川はその昔の『郡境』。だから『境川』という。
小川の東は『野洲郡』で、西が『栗太郡』。
今は『市町村』が大きくなり、郡なんて言葉は住所に辛うじて残るのみ。
野洲と栗東がそれぞれ市になってしまった今となっては、
野洲郡と栗太郡は住所の中からも消えてしまったが…。
その昔は『郡』という行政単位が存在し、大きな街だけが『市』になれた。
町の連合体である『郡』と大きな『市』は同等の扱いだった。
今で言う『県』と『政令指定都市』の関係に似ている。
この川を境にして対峙する水利の問題があったのだろうと、
名前を聞いて容易に想像できる。
野洲郡側は野洲郡鎮座・小津神社、栗太郡側は栗太郡鎮座・印岐志呂神社、
ともに県社格の立派な神社が浜街道沿いにどっしりと構える。
ホタルは川をまたいで飛び回る。
世の中の騒動は関係ない。
そんな小さなこと…。
彼らの点滅はそう思わせてくれる。
なんとも優しいこと。
蛍の季節はなぜかしら忘れ去られることが多いみたいです。
桜みたいに大きなニュースにならないし、宴会もないし。
だからひっそりとしていて良いのかもしれません。
蛍を見にいって、人混みの中では情緒もありませんし。
気がついた人が得をする・・・そんなものかもしれません。
いつも気づくのが遅れて、見ごろを逃しているような気がします(汗
私も癒しの光に触れに行ってみます。
そうそう、もうホタルの季節なんですよ。
毎年この季節になると、日が暮れてから家族で川まで歩くんです。
こういうささやかなことが思い出になるんだなって、ちょっと思ったりします。