汎用パーツ

さて、今月も MOCO『お出かけ仕様化』ちょこっと弄り。
なんせ少ない小遣いの範囲でやっているので、ちびちびとちょっとづつなのである。

前から言っているように、弄るといっても連合いのクルマ…派手に弄るわけにはいかないので、キレイにさりげなく。
今回はこれ…



間欠時間調正機能付ワイパースイッチの導入。

MG33S 型 MOCO の純正ワイパースイッチには間欠時間を調整する機能がない。
これね、意外と不便なのよ。
後付けする部品なんかも売っているんだけれど、変な場所にワイパースイッチを付けても使いにくいしさ。

で…いい案はないかとネットを徘徊していたら、出てくる出てくる他社流用情報。
どうやら狙い目はトヨタ純正パーツ『84652-52090』。



これね、新品・中古問わず、ネットですごい量が流通している。
もともとは『ファンカーゴ用』でトヨタ純正のパーツナンバーが入っているのだが、この形式のワイパースイッチを使用している車種はトヨタ車以外にトヨタ系のダイハツ、他多数。



現物を並べてみる。
上がトヨタ純正パーツ『84652-52090』で、下が MOCO 純正。
コネクタ形状まで見事に一致。
コラムカバーを外して配線コネクタを外し、逆の手順で付け替える。
作業時間は僅かに 10 分。

ウチの MOCO はスズキから OEM 供給される日産車。
トヨタとの提携関係は無い…。

ワイパーなんて、クルマの部品で最も進化していないパーツ。
いや、最速で最終形まで進化してしまったのかもしれない。
ここをコントロールするスイッチパーツも、進化し切ってしまったんだろう。

このパーツを安く仕上げるには、大量生産で使用車種を増やすこと。
はっきり言ってこんなパーツの造作にこだわる奴なんて、いない。
メーカーの垣根を越えてスタンダードが形作られていく過程を見ている感じ。

これはね、もう専用パーツではなくて、汎用パーツだね。

ちょっと便利になった MOCO のワイパーの動作確認をしながら、自動車メーカーのコストダウンと部品メーカーの生き残り策を思う。