余裕

2010-11-30 05:38:27 | Bicycle
久しぶりに Life Cycle のビデオクリップを観て、その美しさに改めてシビレタ…。

だが…その美しさの陰には努力に裏打ちされた技術があり、その技術を何事も無いかのようにサラリと使いこなすところに『美を生みだす何か』が有るのだろう。
決して『これ見よがし』じゃないところ…。

例えば、その昔のどこかの高級車のコピーで『このクルマの車内で一番うるさいのは時計の音』って言う感じのヤツがあったけどさ、それだけ余裕があるってことの裏返し。
ファミリーカーが低出力エンジンを高回転で唸らせて速度を上げるのに対して、高級車は高出力エンジンでスムーズに速度を上げる。

人間の凄いところは、それが『生身』のところで、同じバイクに乗っても、同じギターを握っても、そこから出力されるエネルギーが違うってところ。
そう、高級車にありがちな『イヤミな』高級感が無いところ…。
できる人間の『オーラ』って、そんな余裕の雰囲気でしょ?

そんな余裕を持ちたくて、おいらも『涼しい顔』で MTB に乗る…。
でも、そこからはオーラは漂わない。
なぜならば『余裕』が生み出す涼しい顔じゃなくて『やせ我慢』に過ぎないから。

何時か、そんな余裕なライディングをしてみたい…。
今日も Life Cycle のビデオクリップ…同じモノの2バージョン…。

Life Cycles


Life Cycles 2


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美しい!

2010-11-29 05:32:14 | Bicycle
ちんきーさんメロビさんが相次いで Danny MacAskill の記事を書いている…。
おいらもオフィシャルサイトを覗いてみる…。

『おぉ!すげー!』
おいら、どちらかと言うとその『ライディングテクニック』よりも『ビデオクリップの完成度』の高さの方が気になるタイプ。
なにがすごいって、絵の美しさ。

…そう言えば、最近ひいきの Life Cycle の HP を観に行っていないや…。
なかなか新作の出ないムービーメーカーなので、月に一度ぐらいしか確認しないのだが、それすら忘れていたなぁ…。
そう思い、ひさしぶりに HP を覗いてみると…新作が出てる!

Life Cycles OFFICIAL Trailer


うへへ、相変わらず惚れるムービーを作るね。
多くを語らず…感じるままに。

とにかく見てみて!

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間に合ってほしい

2010-11-28 06:10:41 | Bicycle
先日のブログ記事メロビさんからこんなコメントを頂いた…。

『今までうやむやになってたものが、今やっと啓蒙に入ったって感じですかね。
(中略)…車のシートベルトとか原チャリのメットも今ではちゃんと定着してますし…(後略)』

う~ん、気になる…定着したモノには自分が損する罰則規定があるのではないか?

道路交通法をひも解く…。

◎シートベルトの着用義務(1985年(昭和60年)9月1日 改正)
第七十一条の三 自動車(大型自動二輪車及び普通自動二輪車を除く。以下この条において同じ。)の運転者は、道路運送車両法第三章 及びこれに基づく命令の規定により当該自動車に備えなければならないこととされている座席ベルト(以下「座席ベルト」という。)を装着しないで自動車を運転してはならない。(後略)

違反点数1 反則金なし

◎原動機付自転車のヘルメット着用義務化(1986年(昭和61年)7月5日 改正)
第七十一条の四 2 原動機付自転車の運転者は、乗車用ヘルメットをかぶらないで原動機付自転車を運転してはならない。

違反点数1 反則金なし

結局、自分の免許にキズが付くように出来ている。

ご存知の通り、運転免許は15点満点の点数制度の運用…。
免停・免取も、この点数計算で運用される…所謂 青切符。

それじゃぁ、自転車の右側通行は?
道交法 第17条第4項 第18条の第1項 に規定されていて、
違反に対しての罰則は 3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金…。

ハッキリ言って、シートベルトよりも、ヘルメットよりも重い…。

でもさ、現状は自転車に法的な根拠のある運転免許が無いから、いきなり現行犯逮捕して検挙…所謂 赤切符。
でも実情として検挙できないから、こんな状況での加害事故など、目に余るものに対してのみ適応されるのが現状。

こんなこと言いたくないが、違反しても傷つくものが無いから守れないのなら、傷つくもの(=運転免許)を作ってしまえと思ってしまう。
現状の運転免許に自転車の項目を新設して、学科・実技無しの申請方式で免許交付。
原付以上の免許を持っている人は自転車をカバーする…とすれば、今の世の中で新規での免許取得は、ほぼ18歳以下の人間のみだろう。

移行期間で、
① 何時までに免許を取得し、
② 道路交通法の暫定期間を作って、自転車の通行区分違反の罰則を軽減して、免許の減点のみにする。
③ 徐々に罰則規定を元の道路交通法の規定まで引き上げて行く。

とすれば、嫌でもルールは守られる方に向くでしょ?

でもさぁ、自転車免許なんて世界的にはほぼ皆無だし、
自分が傷つく許可証制度で無理やり守らせようとするのは気が進まない。
それに、今までの行政の放置のツケを法的な拘束力でカバーしようとする発想はあまり好きじゃない。

免許制度の議論はあちらこちらに燻っている。
大怪我して本当に免許制度が実現してしまう前に、啓発活動でのマナーアップが間に合ってほしいと思うのだが…。

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同じ匂い。

2010-11-27 05:33:34 | Bicycle
新潟の MTBer がこぞって『ここは!』という、週末の『3KN』トレイル遠征が中止になった。

春は残雪、新緑の頃からは多くのハイカーさんが山に入り、紅葉の季節まではハイカー天国。
落ち葉の季節から雪が降るまでの『ほんの僅かな時期』がトレイルシーズンなのだが、予定した週末は雨…。
土地を知る人は『山はおそらく雪でしょう…』と言う。
になせ、スキーで有名な『N場』の奥…遭難したら話にならない。

なんかね、滋賀時代にやり残した『宿題』と同じ匂いがするんだよ。

京都の『D山』。
行く計画は何回もあったのに、その都度いろいろな都合に邪魔されて、結局果たせなかったことを思い出す。

行けないとなると無性に行きたくなるもので『3KN』のついでに『D』までも…。

寅田のDテンチョーが退職されて九州で独立するらしい。
時は流れて、少しずつメンツが入れ替わる滋賀の今に思いを馳せる。

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いきなりは、ムリ。

2010-11-26 05:24:02 | Bicycle
3日続けてのマナーネタ…だって、放っておけないんだもん。

昨日の twitter でも RT で紹介したが『自転車利用者の多くが依然道路交通法を理解せず』という記事が GooStyle自転車に掲載された。

それによると『「車道左側通行」と「歩道を通行する際、歩行者の通行を妨げてはいけないこと」については、「スポーツ自転車」ライダーの実に約6人に1人の方が知らないと回答した。』…とある。

かなりショッキングな内容だよね…。

愛driveさんは、昨日に記事にコメント下さった…。
『ルールやマナーを守って且つ責任を負えることが前提ならば管理人さんの言うとおり!
無灯火・傘さし・逆走・二人乗り・携帯しながら等が殆どママチャリと言う現状では難しい気がします
ママチャリの人達は保険だって入っていない人も多いのでは?
やっぱり一線を引いてしまいますねぇ・・・ 』

おいらもそう思う…現状ではムリ。
だからと言って、放っておけない。

今すぐにじゃない…そうじゃなくて、ルールの啓発と徹底に力を入れなければ、どんなに立派な自転車道を作っても役に立たない。

ちんきーさんは、
『自転車を「車両」と認識してない輩が多すぎ!
交通ルール適応外とでも思っているのかやりたい放題で目に余ります。
先ずはこの辺りから直さないといつまでたっても自転車を取り巻く環境は変わらない様な気がします。』…との意見。

そうなんだと思う。
今の状況に合わせて、事故増加の現状回避を主眼に道路改修するのなら仕方がない。
でも、根本的な解決ではない。
昔の後楽園球場や大阪球場みたいに『両翼90m』…なんて、国際規格に合わないない中途半端なものになることは確実。

だからね、根の深いこの『自転車の悪癖』を取り除く努力が必要なんだ。

おいらが心配するのは、意識と知識のあるスポーツバイク乗りが、
意識することすら教わっていないママチャリライダーを、別のモノとして区別すること。
意識がある人が意識できていない人を見限れば、意識できていない人は何時まで経っても気が付かない。

今の道路状況で、『走行中の安全上』別物としてママチャリと一線を引くのは当然…だって、どんな風に動いてくるのか分からないんだもの。
でも、車両として「チャリ」と「バイク」を区別してはいけないんだと思う。

ママチャリの奴ら…と思わずに、自転車のマナーアップの声を上げなければならないのは、
やはり意識と知識のあるスポーツバイク乗りだと思うんだよね。

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ロードバイク=ママチャリ

2010-11-25 05:37:16 | Bicycle
いや『道路上の車両としてどう評価するか』の話。

ママチャリだから歩行者の延長じゃなく、
ロードバイクだから偉いわけじゃない。

ロードバイクは『速く・遠くへ』という部分に長けているし、MTB は『路面状況にオールラウンド』。
ママチャリは買い物に便利なカゴが付いていて『低速安定性』はピカイチ。
それぞれの得意分野は違うが、自転車であることに変わりはない。

例えばの話…速度無制限で有名な『アウトバーン』。
じゃ、アウトバーンの速度制限なしの区間を走る車は、どのクルマも限界に挑戦するわけ?

違うよ…な。
製造時期や、クルマそのもののポテンシャルの問題、運転者の性格や身体能力で『安全に走れる』スピードはそれぞれ違う。

スポーツカーがファミリーカーよりも速く快適に走れるのは『当たり前』で、ライト上向きで『オラオラ!』って言わんばかりに煽ってくるヤツは、誰にも相手にされない『愚か者』でしかない。

スポーツバイクに乗る人は基本的に『道路を安全に走ろうとする人』で、『自転車を車両と理解している人』だ。
マナー良く、信号も守るし、車道の左側走行も守る。
でもね、そんな自転車乗りを見ていて、スポーツバイク乗りに有りがちな『落とし穴』に落ちていないか?…と、思う時が多々ある。

日本では、社会一般でいう自転車は、ママチャリを指す。
そして、スポーツバイクに乗る人は、ママチャリとスポーツバイクを区別しようとする。
『おまえの「チャリ」と、オレの「バイク」を一緒にするな』って言わんばかりの発言…していないか?

ハッキリと言う。
ママチャリを車道に出したら危険…というのは、スポーツバイクが走りにくくなることを心配してるんじゃないか?

ルールは徹底されるべき…簡単な話、原チャリのルールをそのまま自転車に適応するだけのはず。
車道左側走行の大原則がママチャリでも実現できれば、スポーツバイクはその右側をパスしていくだけのこと。
右側の安全確認でパスできないのなら、ママチャリの後を付いて走るべきだ。
公道はサーキットじゃない。
実際にクルマの運転ではそうしているハズ。

さっきのたとえ話に戻る…。
ママチャリというファミリーカーをロードバイクというスポーツカーがあおる…あはは、大笑いだ。

車道は『車両が走る道』と言う意味で、『速度が速い道』ではない。
速度は中央線に近づく(右に寄る)につれて速くなるものだ。

それぞれの種類の自転車が自分の得意とする速度帯で走っている。
変な区別をせずに、ルール徹底の啓発こそ全てと思うのだが、どうだろう。

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これは、酷い…

2010-11-24 05:36:42 | Bicycle
11月22日付 朝日新聞東京本社版の社会欄に、自転車による加害交通事故の急増の記事が載っていた。
記事の内容は至極当然、自転車マナーの悪さ・今までの行政の放置・保険制度の不備…。

いちいちうなずける内容であるのに、目を奪われたのはその記事に載っている写真。
国道14号『亀戸自転車道』の異常な姿…。

車道を1車線潰し、柵を付けて、自転車が対面走行できる様にと考えたのだろうが…。
どう考えても『車両左側通行の大原則』から逸脱する自転車道。

新聞記事は『自転車道が出来てから事故が減った』と書いてあったが、異議あり!
写真でしか見ていないが、これは『道路交通』そのもの、百歩譲っても『自転車』をなめているとしか思えない。

『おいらと同じ考えの人がいないか?』…と思ったら、やっぱりね。
自転車ツーキニストとして名高い疋田智 氏が、自身のコラム記事『これ以上ない最悪さ、国道14号線「亀戸自転車道」の愚』に書いていた。



(写真も疋田氏のコラム記事から拝借)

新潟駅前の自転車道と比べて欲しい。



新潟駅前のモノも問題がないわけではない。
が、道路の両側に設置され左側通行の大原則は確保されている。

新潟駅前の自転車レーンの記事でも書いたが、
自転車道を付ければ、事故がなくなるなんてあり得ない。

亀戸自転車道みたいなものを、二度と作らせてはいけない。
これこそ『税金の無駄遣い』の、最たるものだ。

新聞は、それを記事にしなければならないんじゃないか?

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勤労感謝

2010-11-23 05:34:28 | Daily Life
今日11月23日は、勤労感謝の日。
…と言っても、おいらは仕事で休みではない。

そもそも『勤労感謝の日』は『新嘗祭』であって、日本伝統の五穀収穫の神事に由来する日。
今年の収穫に感謝する…そこから転じて『収穫するまでの労働を尊び…』と言うわけだ。
政教分離の大原則から、神事を『そのまま』祝日にする訳にはいかなかったってこと。

おいらは子どもの頃に学校で『お父さん・お母さんの仕事に感謝しましょう』…なんて言われたので、
長らく『頑張って仕事をしている人が、今日一日ぐらいのんびりして良い日』と思っていたことを思い出し、ちょっと苦笑い。

それと対比するように、今のおいらは『仕事をさせてもらえる有難み』を噛みしめる一日になりそう。

おいら自身が『ダウン』して、11月から漸く復帰。
仕事が出来るって、有難い。
仕事が出来なきゃ、家族も困るし、おいらも遊べない。
MTB という『道楽』も、仕事をしているからこそ。

仕事は『いちばん』ではない…趣味も含めた生活がいちばん。
でも、それを支える基盤になるのは『労働』。

今日一日ぐらい、仕事『に』感謝しても、いいだろ。

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出来るのね…。

2010-11-22 05:37:36 | Daily Life
Twitter でつぶやいてもいるんだけど、備忘録的に記事にする。

自転車用のフロアポンプで、クルマのタイヤにエア補充できるんだね。



米式バルブ対応のポンプなら可能…当たり前なんだけど。

実際にやってみて出来ると、ちょっと嬉しかったりする。

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達磨うろうろ

2010-11-21 05:30:25 | Bicycle
土曜日、午前中に連合いのKカーのタイヤをスタッドレスに履き換えながら、気温と体温が上がってくるのを待つ。
朝方は曇っていたが、次第に青空がひろがり始める。

そそくさと準備を始め、午前11時ごろ出発、だだっ広い新潟平野を南西に向けて走る…。
昼過ぎにデポ地に到着し、トレイルを目指す。

新潟初の単独行は『達磨XC』。
『ここは熊はいないよ!』という情報を信じたのだが、念のため熊鈴は持っていく。
熊以外にも、音の情報は有益だから…。

程なくしてトレイル入口に到着…そこから山登りに掛かるも、暫く乗って無かったツケは直ぐに現れる。
心拍は急上昇、息も絶え絶え…。

単独でヨカッタ…と、独り言を吐き、辺りを見渡す。



紅葉…というには寂しい枝葉、もう落ち葉の季節だ。
誰もいない…が、不安感は無い。
麓でチェーンソーが唸り声を上げている…人が近くにいる安心感が聞こえる。

押したり乗ったりしながら写真を撮り、コース中盤・トレイルのピークへ。



このコースは周回コース。
イメージとしては『グリム』に近い。
足を延ばせば他のトレイルがワンサカあるようだが、午後からの出動なので今回は周回のみ。

時計回りに2周回。
1周目は様子見で、2周目の下りは状況もわかってるから、そこそこ飛ばす。
落ち葉の下は『ややウェット』だが、トレイルを痛めるほどじゃない…。

久しぶりだし、こんなもんだろ…。



何だかんだ言って、やっぱりトレイルは最高だ。

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