あってはならないこと

2011-10-31 08:31:32 | Bicycle
twitter 上や、ブログ記事で取り上げられているように、MTBer にとって『最悪』の事件が起きた。

自転車の男、運転注意され崖下に突き飛ばす』(YOMIURI ONLINE)
29日午後1時55分頃、大阪府高槻市原の山道で、ジョギング中の同市の無職男性(67)が、マウンテンバイクに乗った30歳前後の男と通行を巡ってトラブルになり、崖下に突き飛ばされた。
男は逃走。男性は斜面を転落したが、約8メートル下の木に引っかかり、自力で山道まではい上がって110番した。男性は頭や腕に軽傷。
高槻署は殺人未遂事件として捜査。発表では、山道を上ってきた男が男性とすれ違う際によろけたため、男性が「危ない」と注意すると、男が自転車を降りて両手で胸を突いたという。山道は幅2・3メートル。がけ側には高さ50センチのコンクリート柱が80センチ間隔で立てられ、転落防止のチェーンが張られている。斜面は約20メートル下まで続いているという。

路上では『ピスト』の問題、山中ではこれか…。

メロビさんが記事にされていた通り、詳細は不明…。
幅2・3メートルの山道…ということで、シングルではないことはわかる。
ダートか…舗装か…。
転落防止用の柱とチェーンがあるってことは、そこそこ交通量もあるってことかな…。

何れにしても…降りて突き飛ばしたとなれば…。

街中では、スポーツバイクはロードバイクもピストも『十把一絡げ』。
それは違う!と説いても、理解されない。
山の中だから違う…は、それこそ理解されない。

良い評判は10年かかって作り上げるもの。
それを壊すのは一瞬。

MTB は走る場所の性格上、ひと気の少ないところを好む。
街中では人の目もあり、助けも直ぐ来るだろうが、山中はそうはいかない。
街中以上に気を配らねばならないところなのに。

もう一度、そこを問いなおさねば…走る環境がなくなってしまうぞ!

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所有するということ

2011-10-30 06:55:52 | Bicycle
長女は中3…あれやこれやと身の回りのモノを『自分色』に染めたくてしょうがない。
自分が思い描く理想の世界…身に付けるものや持ち物も自分の好みで選びたい。
誰もが思っている事だが、このくらいの時期からの『女子』は特にその傾向が強いと思われるワケで…。

良い天気の土曜日、長女が出がけに『数日前から自分の自転車がパンクしている』と言う。

長女の自転車は miyata Le Viane



典型的な通学用自転車…。
中学入学時に通学用として購入したのだが、新潟に引越してきて自転車通学ができなくなり、殆ど乗らなくなっていたもの。
たまに遊びに行くときとかは使っているが、利用頻度は月に3・4回。
でも、それが気に入らない…。

遊びに行く…という使い道である以上、長女の服装は制服ではなく私服。
折角『バッチリ』服を選んでみても、自分の自転車がこれ…では…と思っているのだろう。
何しろ、比較の対象が連合いの Bianchi PRIMAVERA L だ…。



『街をカッコ良く!』という使用目的では…勝負にならない。
連合いに『この自転車が欲しい、交換して。』と言い出す始末。

だが…しかし。
パンクしていてもホッタラカシ。
自分で掃除もしない。
そんな長女の自転車と、キチンと整備してある連合いの自転車と、交換しようってか?

長女の自転車…実は連合いの自転車よりも高価なものだ。
通学用だから、雨風の中の酷使が大前提…錆に強いステンレスパーツがふんだんに使われている。
その分重たいが、頑丈さに掛けては『折り紙つき』だ。

そんな価値は長女の今の基準には存在しないんだろうが、自分が所有しているものを『粗末』に扱って他が欲しい…だって?
丁寧に乗って、パンクの修理が出来なくたって、せめて『パンクしているし、直して』って、お願いするべきだろう。

長女の自転車のタイヤに空気を入れてみる。
パンク…ではない。
エアがやや抜け気味なだけ…。

『パンクしていないし、自分ので行きな!』
長女は Bianchi に乗る口実を作りたかったと見える…シブシブ自分の自転車で出かけて行った。

所有するということ。
どんな理由であれ、使っているうちは最低限の整備はしなければならない。

お互いに使用目的に応じて自転車を融通すれば良い。
通学するなら…買い物に行くなら…オシャレして街に行くなら…。
使う目的が違えば、最適な自転車も変わる…トーゼン。

そうするためにも自分の自転車を直ぐに乗れる状態にキープしておかなければならない。
そして清々堂々と『お洒落したいから Bianchi 貸して。』と言えば良い。

『これ』がイヤだから放り投げて『こっち』…ではなくてさ、share するという方向で考えられないかなぁ。
ねぇ、お洒落な長女さん!

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北校舎

2011-10-28 08:29:04 | Autobiography
1981 年…おいらが小5の2学期初日。
大宮に舞い戻ったウチら家族…おいらは懐かしい小学校の校舎にいた。

おいらがいなかった3年ちょっとの間に木造2階建ての『中校舎』は取り壊され、『南校舎』がL字型に増築されていた。

新しいクラスは5年2組…『北校舎』の2階。
小1の時に使った教室の真下。
当時のままの校舎はこの北校舎のみで、昇降口から階段ホールに真直ぐ抜ける広い造りが懐かしかった。

教室に入ると…知っている顔が何人かいた。
凄く『ホッ』とした…あぁ、帰ってきたんだ。

南校舎が邪魔で教室から見える景色は面白いものではなかったが、ベランダが付いた校舎は久しぶりで、窓に落下防止の手すりがない分だけ気持ちよく窓に持たれて外を眺められた。
早くみんなと話がしたい…あの頃の様に…。

そわそわとした授業時間がおわり、
『待ってました!』の休み時間、知っている顔のところに話しに行く…だが…。

『…。』
あれ?なんか違うなぁ…。

他の人のところにも行ってみる…。

『…。』
やっぱり…なんか違う。

そして、やっと気が付いた。
おいらの持っている彼らの記憶は3年前で、それから彼らもおいらも成長しているってことを…。
5年生になって、2年生の服が着られるわけがない…。

記憶は立ち止まり、時間とともに美化され風化する。
あの頃と変わらないのは…北校舎だけだった。

知っているようで、知らない。
近い様で、遠い。

知っていることが、かえって難しい環境を作るなんて…そのタイミングでは、まだ分かっていなかった。

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3m

2011-10-27 07:28:51 | Bicycle
最近のニュースが twitter や皆さまのブログで話題になっている…。
幅3m』の話。

自転車のモラル…いや、道路交通上のモラルの話は、おいらも何度となく話題にしてきている。

おいらの意見を言わせてもらえば…
今回のこの件は、しかるべき方向性を示したものとしては、評価できる。
だがしかし、前から指摘している通り『縛るための規則として』…と言うことになるならば、どうだろうか。

実際に、クルマにしか乗らない人が書くネット上の話では『自転車が邪魔でショウガナイ…警察はバカなのか?』と、露骨に表現するヤツらもいる。
『ヘルメットなしで自転車で車道なんか怖くて走れないし…なんでそんなことを警察は言い出すんだ!』と書いてあったのには…苦笑。

規則で縛れば、その規則を境目にして『裏』と『表』が出来上がる。

歩行者側から見た自転車の姿。
自動車側から見た自転車の姿。
自転車に乗る人から見た新しい規則。

どこから見ても、良い方に出る表の面と、悪い方に出る裏の面があってさ。

上の話に立ちかえれば、
クルマ乗りから見た交通事情の改悪という見方(=裏)。
自転車で車道は怖いという見方(=裏)。
歩道での事故を減らす目的(=表)を『権力』で作るためには、幾つものの犠牲(=裏)を払うと言うこと。

ここで、もう一度言う。
規則は一定のレベルまで効果を発揮する。でも、それ以上の効果はない。
なぜそうするのか…という道理から発生するモラルこそが大事。

上の例で、車道で自転車…ヘルメットって、分かっているじゃない?
危ないと思えばそれなりの対策を考える。

規則をベースにすれば、規則の解釈が更にフクザツな規則を呼んで、訳が分からない矛盾の山が出来上がる。

最後はモラルの問題。
できることなら『この手の規則』がいっぱいできる前にモラルアップが追いついてほしいのだが…。

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中番

2011-10-26 10:31:49 | Daily Life
おいらの今の職場は3交代制。
だが実際は、早番(日勤)と遅番(夜勤)のふたつで、このふたつの間にでできた『すき間』をたった一人の人員が繋ぐ…これがいわゆる中番(中間時差)だ。

仕事の基本は断然昼間の時間帯で、労働力も豊富で深夜手当も発生しない。
経営者側の立場から言えば、生産コストの嵩む夜間は、基本的に生産したくないハズで、やむを得ない最小限のラインを最小限の人員で稼働させる。
とは言え、ウチは生鮮食品メーカー… 24 時間のライン稼働は衛生的にムリなわけで、必ずラインを止めて洗浄を入れる時間帯がある。
当然、深夜帯の最後…早朝付近。
生産ラインを動かすより清掃に掛かる人員の方が多くかかるのは、この手の食品製造では当たり前の事。
だから、清掃込みの深夜時間帯の人員より、それを繋ぐ時間帯の方が人が少ないのだ。

時間帯にムリがある深夜勤務はあらかじめ『誰が何時か』を指定されるのだが、そこまでを繋ぐ中間時間帯は…意外とアバウト。
だが、ひとりで切り盛りする都合上、最低限のトラブルに対応できる知識が必要。

最近、おいら中間が多くてさ。

その重要性は理解しているつもり…だが、
早番が帰った17時から、遅番が来る21時までポツリと独り。

気が楽と言えば気が楽だが、こうも続くと『はみだしている』気がしてくる。

気が滅入るから、この歌で元気を出して。

高橋 優「現実という名の怪物と戦う者たち」


さて、仕事に行きますか…。

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U-turn

2011-10-25 08:58:56 | Autobiography
年は明けて 1981 年…おいらは小学校の5年生になっていた。

このころのハヤリモノと言えば『ゲーム&ウォッチ』で、ひとつ持っていいないと仲間内から相手にされない勢いだった。
当時のゲームは…今のと比べると随分『牧歌的』で、1ハードに対して1ソフトしか対応していないため、直ぐに飽きる…。
だから、仲間が別々のタイトルを買って、集まって交換してやる…おいらは『ヘルメット』をねだってねだって…何とか買ってもらった。

最近の子どもらは…集まって別々のゲームをしている…なんて言えない…。
おいらなんて、そのスタイルの『ハシリ』だもん。

そんなことをやっていた頃に、親父が姉貴とおいらにとある質問を投げかける。
『引越すなら、熊谷市と大宮市、どっちが良い?』
小5のおいら…熊谷と言う地名は知っていたが、行ったことも無く…。
大宮は泉市に引越すまで住んでいたからよく知っている。
悩むまでもなかった…『大宮!』と即答…姉貴も全く同じ反応だった。

この質問の真意は直ぐに理解できなかったが、答えは間もなくやってきた。
『夏休みに引越しだ。大宮のあの団地に戻る。』

親父の転勤だった。
仕事場は大里郡寄居町…随分悩んだんだと思う。
仕事を優先すれば近隣の『中堅都市』熊谷だろうが、自分の住処として購入した団地が大宮にある。
街の規模、利便性は圧倒的に大宮が上。
だが…そこから通勤するとなれば、片道 50km 時間にして1時間半はかかる。

結果的には、自宅を取る…という決断。

うちら家族は3年と1ヶ月過ごした泉市の借家を払い、大宮に U-turn する。

姉貴は泉市にいるうちに中学生になったのでそうではないが、おいらは入学した小学校に戻ることになる。
『あの、野球を一緒にした仲間のところに戻れる!』
泉市でできた友達と別れることよりも、旧友との再会が嬉しくて。

真夏の夕方。
家族を乗せたクルマが泉市を離れる。
集まってくれた何人かの友だちに、笑顔で『じゃぁね!』って言ったように思う。

『残る寂しさ』が理解できるようになったのは、それから20年も経ってから。
家族の都合とはいえ、おいらはいつも立ち去る方だった。

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ショッピング

2011-10-24 08:15:04 | Daily Life
10 月 23 日は長女の誕生日… 15 歳。

早いもんだ…もう 15 歳か。

誕生日のプレゼントは…もう『おもちゃ』じゃなくてさ。
街まで行って、お洋服選び。



中3、お年頃…。
いろいろあるが…直に高校受験だ…頑張りや。

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クリスマス豪雪

2011-10-22 11:51:45 | Autobiography
二学期の終業式の日。
1980 年 12 月 24 日…昭和当時の話…今の様に学校が週休二日だったわけでもなく、天皇誕生日も4月だったし、成人式も 1 月 15 日で固定だったし、冬休みは年末の1週間と年始の1週間ピッタリで終わり。
寒波が押し寄せているとは小4のおいらにはわかるわけも無く…。
朝から雪は降っていたものの、特に問題なく学校に登校…だが…瞬く間に雪は降り積もり、帰りの時刻は腰の高さまで…。
小4の腰の高さだから、40cm くらいだと思うが、道に出来た歩行者の轍を一列になってかきわけて帰った記憶がある。

仙台近郊の地域は、普段あまり雪は降らない…。
全く降らないわけではないのだが、あまり積もらないのだ。
それよりも、凍って寒い…という地域。

泉市で迎える3回目の冬…今までに経験した事がない大雪が、ロマンチックなホワイトクリスマスにするハズだった。
だが、それだけでは済まなかった。







1980 (昭和 55 )年 12 月 25 日の河北新報朝刊に載ったこの写真は、仙台市内の道路が大雪と停電による交通信号まひなどで渋滞している様子を写したものです。

東北地方の南部太平洋側は24日、暴風雪に見舞われて、電力、交通、電話が大混乱。農林、水産も大きな被害を被りました。
台風並みに発達した低気圧によるもので、積雪は仙台市内で25センチを記録。
東北線は雪の影響としては戦後初めて全面ストップし、仙台市内ではバス路線がズタズタになりました。太平洋岸では、消息不明、座礁など海難事故が10件に達し、多くの犠牲者が出ました。
また、送電鉄塔の倒壊が相次ぎ、停電は東北6県で約61万戸。かつてないクリスマスイブとなりました。
(河北新報社 ニュースの記憶 より)

雪はやむ気配も無く降り続け、住んでいた団地内を東西に横断する送電線鉄塔が…折れる。
しかも、隣り合わせの3基が揃って…だ。
折れる方向が間違えていたら…と思うほどの距離に自宅があり、背筋が寒くなったのを覚えている。

その日から3日間、電気が止まった。
地域で10本の鉄塔が折れたのだそうだ…ライフラインの喪失で街は大パニック。
ガキンチョだったおいらは兎に角、年末の忙しい最中、大人たちは大変だっただろうと思う。

ホワイトクリスマス…の度に思い出す、豪雪の記憶。
雪は恐ろしい…と初めて感じた夜。

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