岐阜を舞台にした映画が出来ました。特に当ホテル近くの岐阜城、岐阜公園、金華山ロープウエイなどがふんだんに出てきます。
『ギャルバサラ -戦国時代は圏外です-』という映画がそれです。
物語は高校生数人が戦国時代へタイムスリップするというもので、かの半村良のSF小説『戦国自衛隊』(これも映画化され、そのリメイクも作られています)の高校生版といっていいものです。
冒頭シーンが金華山頂の展望台で、カメラは岐阜の街とそこを縫うように流れる長良川を描き出します。このシーンは度々出てきます。タイムスリップした高校生たちは、ここ岐阜城で天下を狙う信長にも出会います。そのやりとりも見せ場のひとつです。
物語は、彼ら彼女らの精神的成長、戦国の若者との友情などを織り込みながら軽快に進みます。設定の荒唐無稽さにもかかわらず、ここにはひたむきな青春の姿も描かれていて、ついつい惹きこまれます。
さて、彼らは現代に戻ってこれるのでしょうか。それは観てのお楽しみとして、ひとつだけ申し上げると、映画館でご覧になるにしろ、DVDでご覧になるにしろ、エンドロールで席を立ったり、画面を終わらせたりしないで、その後までご覧になってください。その最後の最後に、とても面白く、またこの映画を締めくくるにふさわしいシーンがあります。ここを観ないと、この映画の7割ぐらいしか観なかったことになってしまいます。
名古屋のアイドルグループ、SKEのメンバーなども出ていますが、単なるアイドル映画に終わらない質をもった映画です。
機会がありましたら是非どうぞ。そして、映画の中で岐阜の街をご覧になってください。
(一度はタイムスリップしてみたいホテパクちゃんでした)