岐阜薬科大(岐阜市大学西)などの研究グループは12日、長良川の天然鮎に天然色素「ゼアキサンチン」が豊富に含まれていることが分かった、と発表しました。
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同大の原英彰教授(薬効解析学)は「ゼアキサンチンは目の調子を整えることから、鮎が目にいい健康食品であることが示された」としています。
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同大によると、鮎は年魚と呼ばれ、海岸で成長した稚魚が生まれた川を遡上(そじょう)し、上流部で成長する。鮎が好んで食べる藻(も)にゼアキサンチンが含まれており、特に上流部の「らん藻」を食べて体内に多くのゼアキサンチンを蓄積する。鮎の背の皮が黄色いのは、ゼアキサンチンが含まれているからだということです。
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研究グループは2017年から、主に郡上市を流れる長良川で採れた天然鮎とマアジの成分を比較調査しました。その結果、鮎の目や皮にはゼアキサンチンが豊富に含まれていました。
ゼアキサンチンは目の網膜のほか、多くの緑黄色野菜に含まれています。有害な青色光などから網膜を守る働きもあり、年齢とともに減少すると、視界のゆがみや視力低下が起きる加齢黄斑変性となる可能性があります。
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鮎は青色光などが届く水深の浅い川で生息しており、目や皮を有害な光から守るためにゼアキサンチンを多く保有していると考えているという。原教授は「鮎は塩焼きにしてもゼアキサンチンはなくならない。健康食品として頭ごと食べてみてはどうか」と話しました。