川端康成、初恋の人との手紙

2014、7、9
朝日新聞記事より
川端康成初恋の人との手紙
川端康成さん初恋の人との手紙が
発見されました。
岐阜市、ホテルパークとも
ゆかりの深い
川端康成さんです。

川端康成 悲恋の手紙14通発見
「泣き出すほど気にかかる」

手紙の原文です。

「伊豆の踊子」に影響
岐阜が舞台の
篝火(かがりび)
では、みち子として登場しています。



篝火 より
私達は長良橋を渡った。
通された二階八畳は川面に向かって
晴れやかな眼を開いていた。
廊下に出て川上から川下まで見渡さずにはいられなかった。
金華山の緑が向こう岸に雨の色で
微白く煙っている。

「あ、あの篝火は鵜飼船だ！」
「あら、鵜飼ですわ。」
「ここへ流れてくるんだろう。」
「ええ、ええ、この下を通りますわ。」
金華山の麓の闇に篝火が小さく点々と
浮かんでいる。
「鵜飼が見られるとは思わなかった。」
「六艘か。七艘か。」



一度、川端康成さんの本を
読み返してみてください。