昔あるご住職に、なんでこんなにたくさんの行事をなさってるんですか?ってお聞きしたことがあります。そのご住職は、だって葬儀や法事だけをやってたって面白くないじゃないですかっておっしゃっていました。私は、それを聞いて、衝撃を受けました。お寺は、死んでから用事がある所じゃない、生きてる間に、楽しむところ、教えを聞いて安心出来る場所ですよと教えてくれた方であります。仏様の教えを、聞いて喜ぶこと、それが、お寺の1番の役割であります。お寺の存在意義は、そこにあるのであります。特に浄土真宗はそうなのです。お坊さんは、葬儀の名人です。だけど、葬儀の名人になっても、ダメなんであります。浄土真宗は、僧侶も門徒さんも阿弥陀様の救いを共に喜んでいく宗教であります。私には、亡き方を、お浄土へと導く力はありません。唯一できるのは、共に阿弥陀様の救いを喜ばせていただくことであります。ですから、自分が、阿弥陀如来を信じていない僧侶が、葬儀を勤めてはいけないのです。
今日は、午前中はご葬儀にお参りさせていただきました、午後は今週末からお彼岸に向けて永代供養のお掃除をさせていただきました。皆様、お参りをお待ちしております。