浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

無常の風

2024-03-20 21:57:00 | お知らせ
今朝は、朝からすごい風で、火事になる危険性があったので、お線香をお供えするのはご遠慮いただきました。お昼近くになって、風が弱まってきたので、お線香をお供えすることができるようになりました。時折、雨が降ってきたり、天気が不安定な1日でした。今日は春分の日、だいぶ日が長くなりましたが、暖かかったり寒かったり、寒暖の差が激しく、そんな時は、気持ちも不安定になるようです。不安定といえば、私たちの命ほど、不安定なものは無いのです。どんなに健康な人でも関係ないのです。ローソクに火🔥をつけると、火が消えるという問題が出てきます。人間の命に例えると、この世に生まれた瞬間から、ローソクに火が灯るのであります。親は、その火を何とか消さないように、一生懸命、赤ちゃんを育てます。こうして、私は、大人になったのです。いつ何時、無常の風が吹くか分かりません。お彼岸と言うのは、ただお墓参りをする行事では無いのです。いつ何時、無常の風が吹き、ローソクの炎が消えるかもわからない。これは他人事の問題では無いのです、しかも、老少不定、順番通りに、死んでいくとは限りません。この世において、後生の一大事を解決するのが、最も大切なのであります。後生の一大事の解決は、阿弥陀如来のすくいに出会う以外には、方法はありません。暇ができたら、お寺にでも行って、仏様の教えでも聞いてみるかという思いでは、手遅れになるかもしれません。何度も嫌なことを言うようですが、私たちの命は、明日を保証されていません。明日、命日でも文句は言えないのであります。それが、この娑婆世界であります。お彼岸というのは、なぜ1週間あるのか、この1週間の間に仏様の教えを、聞きなさいということであります。既に、阿弥陀如来様の救いは完成され、私に、南無阿弥陀仏と言葉の仏となって、わたしに、はたらいてくださっているのです。私は、ただその言葉を、ありがたいことですと、聞かせていただくだけであります。

今朝の強風で、机の上にお飾りしていた香炉が、吹き飛びました。こんなこと初めてでした。割れなくてよかった。



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